1時間ぐらい経ってから メールが来た。
急いでいたから さっきのメール
愛想がなくて ごめんね
ご飯だけなら どうかなと思ってたよ
少ししか時間は ないけど・・・
てっきりムリだと思っていたから 驚いた。
予約しかけたものを取りやめて 出かける準備を始めた。
“笑顔が見られて ご飯が食べられるなら”
“エリコの都合のつく場所に飛んでいく”
そうメールを送った後
待ち合わせ場所は 確定していなかったが
すぐに車を乗り込み 高速を走り出した。
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数時間後...
海が目の前に見えるレストランに 2人でいた。
ここには、昨年の2月にも一緒に来た。
とても思い出深いデートだった。
年が明けて 初めて逢ったので
あらためて“今年もよろしく”と言い合った^^
とても良い天気で 店内に降り注ぐ日差しが暑いぐらいだった。
いろいろお喋りをしながら エリコの顔を見ていた。
私の視線に気づくと エリコは視線を返さずに
窓の外の景色を見て視線をそらした。
“おいおい 今日は時間が無いんだから 顔を隠さないで”と言っても
「あ、鳥が飛んでるよ」と言いながら、窓の外を見ていた。
“いいよ。いいよ。 横顔も好きだから、見てるよ”と言うと
エリコは、今度は両手で顔を隠した。
注文した料理は どれも美味しかったな。
その中でも魚貝がたっぷり入ったパスタが、美味しかったな。
そういえば、昨年はボンゴレを頼んだような気がする。
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日差しが暖かかったが、エリコは寒さに弱いので
私にしがみつくように、海辺をいっしょに歩いた。
海を背にして、2人で写真を数枚撮った。
ツーショットの写真は、一年ぶりで、昨年もここで撮った。
エリコが寒そうだったから、車に戻ることにした。
今日はめずらしく 帰りの時間を訊いていなかったので
あと、どれぐらい一緒に居られるのかなと考えていた。