『エピクロスの処方箋』夏川草介
『スピノザの診察室』の続編。
『スピノザの診察室』をお正月に読んで
おもしろかったので
そのまま続編も購入。
続編もやっぱりおもしろかった!
本を読むことは好きだけど
感想を書くのは苦手なので
心に残ったところを自分のために書き残し
“エピクロスの主張している快楽の本質は、
何よりも『精神の安定』のことなんだ。
心の安定こそが人間にとっての快楽であり
泣いたり怒ったりすることは、
その安定を損なうから避けるべきだと述べている。
興奮したり派手に喜んだりすることも、
動揺させるから望ましくないと書き残している。
平穏で物静かな精神状態を快楽と定義し
これを乱すものは不快なものだけでなく
愉快なものでも遠ざけるべきだと言っている。”
“心が落ち着いていることこそが最高な快楽”
なるほどなぁ…
確かにすごく楽しいことがあったあと
その反動で落ちることがある。
ついつい楽しく心地良い快楽を
追い求めてしまう
快楽主義になりがち。
気を付けようって思った場面。
“人間はとても無力なんだよ
我々には未来を変える力はない。
変えられないということはむなしいことのように思えるけど、
実はそうじゃない。
目の前の悲しい出来事は
誰のせいでもないということだ”
“誰かの努力によって変えられるほど、
世界は脆弱ではないんだ。
だけどその理不尽で強固な世界の中でも、
我々にできることはたくさんある。
降り続く雨を止めることはできないが、
傘をさすことはできる。
暗くて危険な夜道に、
明かりをともすこともできる。
私が目指しているのは、
所詮その程度のことかもしれない。”
出来事は変えられないけれど
その捉え方、そのあとの行動は変えられる。
これも大事。
“人を救うのは、医療ではない。
人なんだ。
本当に大切なのは、目の前にいる人が
笑顔で過ごせるということだよ。”
すごく心に刺さった場面。
人の温かさに
やっぱり人は救われる。
“誰もかれも、遠くばかり見る世の中や。
足下の花にちゃんと目を向けるんやで。”
今ある目の前にある幸せを感じて
見失わないで
ついつい日常に追われて見失いがち。
また周りを気にして、遠くばかり見がち
自分の手の中にあるのに
気づいてないことあるなって
心に響いた一文。
自分の死を予期して
マチ先生にとっておきの
和菓子を用意していた場面は
胸がいっぱいになった。
お話の流れから
また続編もあるのかなぁと期待。














