関口伊織（近鉄現役／投手／Ｂランク）
成長タイプ：普通／普通
１９９０年代後半、世の男子中学生を虜にした、週刊少年ジャンプ連載、桂正和 著
Ｉ"ｓ
それまでの桂正和先生とは一線を画す作品で、一コマ見ただけでキュンキュンして胸が苦しくなります。
自分もこんな学生生活を送りたいと、夢みる勘違いＤＴ野郎を大量発生させた、罪深き作品です。
しかしコミックボンボンを愛読し、やきゅつくからプロ野球に興味を持ち始めて陰キャ街道まっしぐらな私にとって、伊織といえば、Ｉ"ｓではなくこの人でした。
１９８人目 関口伊織 投手。
あの当時・・・伊織 と聞いて、
こっちではなく
こっちを思い浮かべる
そんなＤＣが、果たして何人いたでしょうか。
巨人ファンの友人に、伊織と言えば横浜の関口だよねと話を振ったら
誰それ？
と真っ当な返しをされたのは、いい思い出です。
そんな関口投手の入団は、旧世紀２０７年のことでした。
やっと関口くんを普通に獲得できた・・・
２年目にはロングリリーフとして １０勝 １敗 ４セーブ という好成績を残します。
１０勝 １敗 ４セーブ・・・
４セーブを休場って読み替えたら・・・
１０勝 １敗 ４休場・・・
・・・・・・おすもう
みたいだね・・・
その後も安定した防御率を収め、中継ぎエースとも言うべき活躍です。
しかし入団５年目の旧世紀２１１年、２４試合で防御率６．４９という、絶不調に陥ります。
これは厳しい、中継ぎエースの座は、
高岡強に譲りましょうか・・・
俺はさ、関口がどれだけ投げること好きだったかずーっと見てきた
それを考えると関口はエースじゃなきゃダメなんだ！
この激励により奮起した関口投手。
翌年は４１試合で防御率２．１２と復活し、中継ぎエースの座を取り戻したのでした。
エース関口
復活しちゃったね
時は流れ旧世紀２１６年、３６歳になった関口投手は体力的な限界を感じていました。
頭をよぎる引退の二文字。
しかしファンのため、チームのため、家族のため、弱音は吐けません。
逃げちゃだめだ、ここで逃げたら、軽べつされる・・・
軽べつなんて・・・してないよ・・・
（プロ野球選手の）男の人（にいつか衰えが来ることは）は・・・しょうがないんでしょ？
その言葉で救われて、引退を決意した関口投手。
派手さはありませんでしたが、通算防御率３．１７と、堅実な活躍をしてくれたのでした。
あまり活躍しないと
思ってた・・・
～関口伊織～
＜通算成績＞
実働１０年 規定投球回到達０回
４３４試合 ５００イニング
３４勝 １３敗 １７セーブ 防御率３．１７
＜キャリアハイ＞
５９試合 ８６イニング
１０勝 １敗 ４セーブ 防御率２．０８
＜年度別成績＞
