柴田勲(巨人OB/外野手/Sランク)
成長タイプ:普通/普通
196人目は、巨人V9戦士の一人、柴田勲 選手です。
赤い手袋がトレードマークで、通算盗塁579個は、いまだ破られぬセリーグ記録です。
そしてV9時代と言えば、ONでしょう。
柴田選手がレギュラーだった1963年~1979年の17年間(これもすごい)で、ONが獲得した打撃三冠のタイトル総数は、実に38個。
※内訳
首位打者 王5回 長嶋3回
本塁打 王14回
打点王 王12回 長嶋4回
ON以外は意外と地味だったV9時代の巨人において、柴田選手は盗塁王を6度獲得し、ONに次ぐ主力選手でした。
柴田選手の入団は、新世紀172年。
2年目からさっそくレギュラーとなりますが、こんなの柴田選手の実力からしたらとうぜんです。
むしろ柴田選手が気にしていたのは、
自分のチームにONと呼べるほどの選手がいるか?
と言うことでした。
V9時代に自身の足が輝いたのは、偉大なONがいたからこそ。
仮にONがいなければ、3番国松彰、4番末次民夫、5番森昌彦という打線になってしまいます。
これではさすがに迫力不足、柴田選手も必然的に盗塁でなく長打を求められ、自慢の足を使う機会も減ります。
ONとまでは言わなくても、せめて自分がクリーンナップを打たないでいい選手にはいてほしい・・・
柴田選手がレギュラーとなった年のクリーンナップは・・・
3番御崎優一(元投手の架空Bランク)
4番福浦和也(ロッテ)
5番立川隆志(ロッテ)
終わった・・・
よくわからない3番に、謎のロッテ感。
柴田選手、盗塁なんてしている暇はありません。
彼らクリーンナップの後釜は柴田選手で決まりです。
ちなみに彼らの成績はこんな感じ。
御崎優一 .311 8 65
福浦和也 .333 29 115
立川隆史 .288 8 80
福浦はともかくとして、柴田の眼には御崎が国松、立川が末次に見えたことでしょう。
すっかり意気消沈な柴田選手、足のない柴田なんて、立川隆史とそんな大差ないんや・・・
しかし新世紀177年、柴田選手の前に、救世主が現れました。
アレックス・カブレラです。
御崎と立川を足して2.5倍にしたようなカブレラの入団により、クリーンナップ問題は一気に解決に向かいます。
さらに優秀な架空三塁手保科良明選手(画像が手に入らないので別ブログを拝借・・・)も加入し、
福浦和也 .345 19 115
カブレラ .325 46 151
保科良明 .304 13 66
と、柴田選手がクリーンナップを打つ必要は全くなくなりました。
安心して自慢の足を披露できる柴田選手。
新世紀178年からは11年連続で盗塁王を獲得しました。
なお新世紀180年からの9年間は、チームのタイトルホルダーは柴田選手の盗塁王のみでした。
カブレラ、福浦、保科の強力クリーンナップは不思議とタイトルに縁はありませんでしたが、柴田が盗塁に専念できるだけの打棒は見せてくれたわけです。
やきゅつく2でも韋駄天っぷりをいかんなく発揮した柴田選手。
通算999盗塁と、1000個には1つだけ届きませんでした。
1000個目の盗塁は、福浦、カブレラ、保科のクリーンナップに捧げることにします。
~柴田勲~
<通算成績>
実働18年 レギュラー17年
2767試合 9153打数 2577安打
.282 337本塁打 1278打点 999盗塁
盗塁王11回
<キャリアハイ>
140試合 531打数 153安打
.288 31本塁打 103打点 94盗塁
盗塁王
<年度別成績>