下柳剛(日ハム現役/投手/Sランク)
成長タイプ:普通/遅め
前回の福間投手の紹介でこの人の名前が出たので、せっかくなので。
186人目はまだ日ハムに在籍、 下柳剛 投手です。
下柳投手と言えばホークス若手時代、自らが酷使された経験から投手を大事に大事にするで知られた権藤博投手コーチにすら、「下柳はいくら投げても壊れない」と言われるほど、タフな投手でした。
阪神移籍後は先発として復活、息の長い選手になりましたね。
さて、私には、下柳投手に謝らねばならないことがあります。
福間投手のことを若き日の下柳みたいと散々ディスったこともそうですが・・・
2002年オフ、下柳投手が阪神にトレードで移籍したとき・・・
私は下柳投手のことを 10年前に終わった投手 としか思っていなかったのです。
2002年の10年前は1992年。
下柳投手はまだ2年目。
終わったどころか始まってもいなかったのですが、日ハム晩年のいまいちな成績のイメージが強かったのでしょう。
とっくにピークを過ぎた投手、いまさらそんな投手を獲ってもねぇ・・・(笑)
それが下柳投手に対する感想でした。
その後の阪神での活躍は言わずもがな・・・
私の選手を見る目のなさ、下柳さん、どうもすみませんでした。
ではわだかまりも解けた?ところで・・・
やきゅつく2での下柳投手は、旧世紀107年にドラフトで入団します。
2年目に新人王を獲得すると、
10年前に終わった投手なんて言わせない
と、逆に10年以上に渡り、左のエースとして活躍してくれました。
規定投球回にも到達しまくり、左腕だけあって防御率は3.00前後で安定、負け数も5~8と、わりとリアルなエース感のある成績です。
そして迎えた旧世紀122年、入団15年目、37歳。
衰えが見えはじめ、シーズン途中から中継ぎに転向する下柳投手。
そして残した成績は・・・
65試合 125イニング
10勝 2敗 3セーブ 防御率3.38
若き日の下柳の姿が、そこにありました。
ちなみに37歳は、現実の下柳投手が最多勝を獲得した年。
運命めいたものを感じます。
ありがとう、下柳剛。
ひどいことを思った私のためなんかに、若き日の下柳を見させてくれて。
終わったなんて、もう言わせない。
俳優としても活躍の場を拡げ、下柳剛、まだまだこれからです。
※孤独のグルメより、"俳優"下柳剛。ホームレス役じゃないよ。
~下柳剛~
<通算成績>
実働17年 規定投球回到達13回
522試合 2663イニング
221勝 73敗 9セーブ 防御率3.19
最優秀防御率1回、最多勝2回、最高勝率1回、MVP1回、新人王
<キャリアハイ>
28試合 208イニング
21勝 4敗 0セーブ 防御率2.68
最多勝、最高勝率、MVP
<年度別成績>