加藤伸一(近鉄現役/投手/Sランク)
続いては 加藤伸一 投手です。
南海時代は一年目から活躍し将来を嘱望されましたが、怪我が多かったですね。
ダイエーをクビになり、移籍したカープで復活し、1998年に一年間先発ローテを守ったのに、若返りというド暗黒カープにありがちな理由でクビになったときは、カープに心底あきれたものです。
そしてカープよりも好待遇でオリックスに移籍し、そこで二桁勝利をするほど復活したことには驚きました。
近鉄へのFA移籍は正直蛇足だったと思いますが、、、
もう選手として終わりかなと思うたびに何度も復活する、不死鳥のようなイメージでした。
私のチームでは、新世紀28年、ドラフトで入団します。
ちなみに同期入団は走れ!タカハシヨシヒコです。
2年目に初登板、初勝利を記録し、3年目には途中から先発ローテに加入、5勝 防御率3.56の成績を残します。
4年目には規定投球回数にも到達し、早くも主力選手の仲間入りです。
現実の加藤投手はこのあたりで肘を壊しそうですが、やきゅつくでの加藤投手は高卒かつ晩成/普通だったため、とにかく長持ちします。
毎年20勝弱、防御率3点台半ばの成績で、21年目まで実に18年連続で規定投球回数に到達しました。
その通算勝利数、319勝
歴代13位。
現役選手に限れば、工藤公康投手、山本昌投手に次ぐ、歴代3位の勝ち数です。
しかしこれだけ勝ち星を稼いだにも関わらず、獲得したタイトルはわずか3つ、最多勝も1回だけでした。
前半は、やきゅつく界最強、江夏豊投手。
中盤は、神様仏様、稲尾和久投手
後半は、架空選手でNo1の安定感、服部真投手。
加藤投手の前には、常にやきゅつく史に残る大エースたちが君臨していたのです。
そんな大エースたちに次ぐ、2番手として投げ続けた加藤投手。
江夏投手には届きませんが、稲尾投手、服部投手よりも勝利数は上でした。
まさに無事是名馬だった加藤投手。
ちなみに通算防御率3.73も、通算敗戦数112敗も、17人しかいない300勝投手の中ではワースト。
その記録もまた、加藤投手らしい立派な勲章と言えるでしょう。
~加藤伸一~
<通算成績>
実働22年 規定投球回到達18回
561試合 3758イニング
319勝 112敗 0セーブ 防御率3.73
最多勝1回、最高勝率2回
<キャリアハイ>
28試合 215イニング
20勝 2敗 0セーブ 防御率2.51
最多勝、最高勝率
<年度別成績>