大変な大会だった選抜が終わりました。ミラクル発揮も、結果を出すことでそれは自信となり、実力につながります。いかに試合で力を出せるか、これが大切です。選抜で躍進した学校は、それができた、と考えることもできます。すると、実力発揮できなかった学校や、選抜を逃した実力校は、試合で力を出すことが課題になります。春は、そのための大切な勝負です。各県では、地区ではどのようなことが起きたのでしょうか?まずは秋田、東北、それから全国を見てみましょう!


準々決勝

①秋田南 9対0 湯沢 ※七回コールド

②秋田経法大付 5対1 秋田商

 やはり選手層は一番か?

③秋田工 8対0 大曲農 ※七回コールド

④本荘 2対1 能代


中央地区のレベルが高いようです。秋田商、大曲農は完敗しました。能代は本荘と大熱戦の末、九回サヨナラ負けでした。

秋田工は昨夏の主力がほぼ残ったため、レベルの高さが注目されてました。また秋田経法大付も選手層の高さが注目されてます。秋田南もよい選手が揃い、本番が楽しみです。

なお、選抜出場し、1勝をあげた秋田高は、春の県大会出場を逃しました。中央地区のどこで敗れたのか、詳細は不明です。


準決勝 

①秋田工 対 本荘


秋田工 300 200 000 5

本 荘 410 100 00X 6


②秋田経法大付 対 秋田南


経法大 020 020 013 8

秋田南 200 000 020 4


決勝戦 本荘 対 秋田経法大付


経法大 111 100 341 12

本 荘 000 000 000 0


なんと、秋田経法大付が昨年秋の鬱憤を晴らすかのようにワンサイドで優勝を飾りました。

続いて東北大会です。


昨年秋の優勝校で選抜出場の東海大山形も、山形県大会で敗れ、東北大会出場を逃しました。


東北大会

1回戦

本荘 7対0 湯本 ※七回コールド

 湯本 000 000 0 0

   本荘 022 001 2 7


日大山形 3対0 利府

青森商 6対4 羽黒工

大船渡 3対2 平工


準々決勝

本荘 4対3 青森山田

 本 荘 000 101 200 4

 青山田 010 000 020 3


日大山形 7対0 黒沢尻工 ※七回コールド

青森商 5対2 仙台商

秋田経法大付 9対2 大船渡 ※七回コールド

 大船渡 000 101 0 2

 経大付 051 200 1 9


準決勝

本荘 6対3 日大山形

 日山形 110 001 000 3

 本 荘 000 000 06X 6


秋田経法大付 15対6 青森商 ※七回コールド

 経大付 036 202 2 15

 青森商 000 030 3 6


決勝戦

秋田経法大付 3対3 本荘

 経大付 100 101 000 3

 本 荘 100 002 000 3

※雨のため打ち切り、引き分け両校優勝🏆


大会初の両校優勝となりました。

秋田経法大付の水沢英樹投手は2年生で優勝です。卒業後、広島カープにドラフト4位で入団します。


北海道地区では、選抜出場し、1勝をあげている函館有斗の結果に注目です。


北海道大会

準決勝

函館工 9対3 室蘭大谷

函館有斗 6対5 札幌開成


決勝戦 函館工 5対4 函館有斗

函館工 000 100 004 5

有 斗 000 200 020 4


秋春連覇を狙った函館有斗でしたが、まさかの九回逆転負け‼️西澤昌が完投しての負けでした。


続いて関東大会です。

選抜出場した関東学園大付、甲府商はそれぞれの県大会で敗れました。また東京から選抜出場した関東一、帝京もともに敗退し、選抜準優勝の宇都宮南と、1勝の拓大紅陵のみが出場しました。


関東大会

二回戦

拓大紅陵 6対5 藤沢商 ※延長10回

緑岡 6対4 宇都宮南

他 略


準々決勝

東海大相模 7対3 大宮工

浦和学院 12対5 緑岡 ※七回コールド

東海大甲府 4対0 水戸商

拓大紅陵 11対1 宇都宮商 ※五回コールド


準決勝

拓大紅陵 10対7 浦和学院

東海大甲府 2対0 東海大相模


決勝戦

拓大紅陵 6対5 東海大甲府

拓大紅陵は、苦戦しながらも秋春連覇を達成しました。


北信越大会です。選抜の主役だった新湊、神宮大会を制した松商学園はともに県で敗れました。


北信越大会

準決勝

高岡第一 3対2 長野商 ※延長11回

高岡向陵 4対2 金沢


決勝戦

高岡向陵 10対6 高岡第一


富山のレベルが一気に上がったのでしょうか?

新湊は県の準々決勝で高岡第一に敗れました。同じく松商学園は準決勝で長野商に敗れました。


続いて東海大会を見てみます。

話題の享栄ですが、愛知県の準決勝で岡崎工に九回逆転で3対2で敗れました。東邦、浜松商は出場しました。


一回戦

海星 3対0 東邦

浜松商 10対9 明野


準決勝

浜松商 4対3 県岐阜商

海星 6対1 袋井


決勝戦

浜松商 4対2 海星


浜松商は苦戦しながら優勝です。


近畿大会は、出場が原則優勝校なので、なかなか出場すら難しいです。天理のみが出場を決めました。上宮は準決勝で敗れました。また、その他京都西、PL学園、御坊商工、智弁学園、洲本はその前に姿を消しました。


近畿大会

一回戦

天理 3対2 東洋大姫路


準決勝

天理 12対1 北陽 ※五回コールド

比叡山 2対1 橋本


決勝戦

天理 3対1 比叡山

天理も秋春連覇です。


中国大会はレベルの高さを選抜で披露しました。

尾道商、防府商、広島工、岡山南が選抜で全て1勝以上あげ、三校がベスト8まで進出しました。

広島県大会で、尾道商は準々決勝で敗退。府中東に4対3で逆転負け、広島工も準決勝で5対10で宗徳に敗れました。岡山南や防府商はともに準々決勝にも残れませんでした。


中国大会

準決勝

倉敷工 4対2 倉吉北 ※延長10回

広島商 6対3 平田


決勝戦

広島商 9対8 倉敷工

中国地区はレベルが高いようですが、決勝の顔合わせは広島対岡山でした。選抜の結果そのままの流れのようです。


四国はチャレンジマッチがあるため、選抜出場校にチャンスがある形です。

選抜優勝校の池田、開幕戦で逆転負けした高松西が出場しました。高知はチャレンジマッチで明徳義塾に1対3で敗れました。


四国大会

一回戦

高松西 1対0 八幡浜

池田 8対3 明徳義塾


決勝戦

池田 4対2 高松西


四国大会の結果は順当な感じに思えます。


最後、九州大会です。選抜出場したのは熊本工、沖縄水産、鹿児島商、福岡大大濠の4校でした。九州は、選抜出場校は推薦されます。そのため、全て無条件で九州大会に出場しました。


一回戦

沖縄水産 3対1 海星

大分 8対0 福岡大大濠 ※七回コールド

延岡工 3対2 熊本工

鹿児島商 3対2 八幡大付

  以下略


準々決勝

鹿児島実 5対3 沖縄水産

大分 4対1 興南

延岡工 4対3 鳥栖

鹿児島商 1対0 水俣


準決勝

鹿児島実 6対3 大分

延岡工 2対1 鹿児島商


決勝戦

鹿児島実 10対2 延岡工


全国各地では新戦力が台頭しています。対する選抜出場校や秋に好結果をあげた学校は、それぞれのテーマに沿った試合運びをします。チームの底上げ、勝ち癖をつけるため全力で、酷使したエースを休ませて二番手育成など様々です。

夏の主役はどこでしょうか?岡山南、尾道商、広島工など注目の中国地区はどのような展開が起きるでしょうか?春の覇者池田は?旋風を巻き起こした新湊、宇都宮南は?剛腕・近藤を要する享栄、評価の高かった天理、上宮、高知、熊本工、沖縄水産、京都西、拓大紅陵、関東一、帝京、松商学園などは?

夏の結果に注目しましょう!