一回戦ではノーヒットノーラン、満塁弾、外野フェンスに野手が挟まれたランニングホームラン、二回戦では延長15回のサヨナラボークなど、本当に記録にも記憶にも残る第80回記念大会も、いよいよ三回戦に突入‼️8強を目指しての試合は劇的なホームランが多数出ての強豪同士の意地の激突となりました。先制ホームラン、先頭打者ホームラン。エースや主砲のホームランも数多く出ました‼️


三回戦

8月18日

第1試合 常総学院 対 宇和島東

①お互いミスあり荒い試合展開の強豪対決


常総学院 011 010 010 4

宇和島東 010 010 000 2


強豪同士の三回戦はともにミスが目立つ荒い試合となった。二回、常総学院は岡崎の適時打で先制し、なおも一死一、三塁のチャンス。しかし山田がスクイズ失敗で併殺。その裏宇和島東はエンドランからスクイズですぐに追いつく。三回、常総は好機に強攻が併殺となる間に勝ち越す。五回にも併殺で走者なしから久保がライトへ第20号ソロなど効率が悪い攻めを続ける。その裏宇和島東は山田の暴投で1点差として終盤へ。七回、宇和島東はチャンスで二走が二度、牽制で刺されチャンスをつぶすと、八回にはサードの悪送球で失点するなどミスが失点につながり敗れた。


第2試合 明徳義塾 対 日南学園

②ケガの寺本、制球回復投打に活躍‼️


日南学園 000 010 001 2

明徳義塾 010 202 00X 5


明徳の寺本は二回戦で右足首をなんざしたが、その分力投ができず逆に無四球の好投となった。二回にその寺本が左中間に第21号ソロで先制すると、四回にも寺本が左中間二塁打。犠打で送り松本、倉繁の左前適時打で追加点。日南学園は五回、寺本から吉武のレフト線二塁打で反撃するも六回から高橋が登板、火消しに成功。その裏明徳は谷口、松元の連打で無死一、三塁から井上の中前適時打、倉繁のスクイズでダメ押し。日南は九回3連打で1点を返すも寺本、高橋に要所を締められ12安打も及ばなかった。


第3試合 京都成章 対 桜美林

③成章・古岡1安打完投の完璧な勝利‼️


京都成章 001 000 130 5

桜美林高 100 000 000 1


初回、無安打で先制した桜美林だが、京都成章の古岡の大きなカーブに合わない。京都成章は三回、沢井の適時打で追いつくと七回、三富が中前、送って二死二塁から沢井が再び中前に勝ち越し打‼️八回には敵失を活かし強攻策で一死満塁とし林良の適時打、林彰のスクイズで勝負を決めた。古岡はカーブと荒れ気味の速球が相手に的を絞らせず、桜美林をわずか1安打に抑え結果的に圧倒した。


第4試合 関西大一 対 滑川

④関大一、毎回17安打で選抜準Vの力発揮‼️


滑 川 000 000 010 1

関大一 202 131 30X 12


選抜準優勝の関大一は甲子園入りしてから打撃が好調である。この日も初回からペースをつかんだ。いきなり一死ニ、三塁とし西本の2点適時打で先制すると、三回には四球と3長短打でさらに2点。四回は穂積の投強襲安打、五回は紺谷のスクイズなど多彩な攻撃。七回には久保のレフトへの第22号ソロなど毎回17安打で圧倒した。滑川は二回、小柳と市川の右前安打が出たものの、走塁ミスで逃すと七回までノーヒット。ようやく八回、代打・宮崎の左前安打と野村の中越え二塁打で1点を返すも、反撃はそこまでだった。久保は八回を5安打10奪三振の好投で完勝した。


8月19日

第1試合 智弁和歌山 対 豊田大谷

①豊田大谷逆転で智弁和歌山の連覇散る‼️


豊田大谷高 101 001 202 7

智弁和歌山 013 110 000 6


連覇を狙う智弁和歌山の相手は二回戦で延長15回サヨナラボークで勢いに乗る豊田大谷。序盤、小刻みに点を取り合い活発な打撃戦の展開。二回裏、智弁和歌山は佐々木が第23号2ランと鵜瀬、川崎の長短打で4対2と逆転。さらに四回は児玉が第24号ソロ。五回にもスクイズと大技小技で6対2と4点差をつけて中盤まで流れをつかむ。しかし1点を返した後の七回、豊田大谷は山本の二塁打をスクイズで返すと、さらに古木の第25号ソロが左中間に飛び込み1点差。迎えた九回、豊田大谷は無死一、二塁で先ほどホームランの古木に送りバント‼️ここを決めて一死ニ、三塁から前田が叩きつけた打球は三塁手の頭上をワンバウンドで越す逆転打‼️智弁和歌山もその裏一死一、三塁まで攻めるも無得点。上田は13安打されるも最後を踏ん張り智弁和歌山の連覇の夢を砕いた‼️


第2試合 横浜 対 星稜

②松坂二試合連続完封で投打に圧勝‼️


星稜 000 000 000 0

横浜 102 020 00X 5


横浜は星稜・米沢の立ち上がりを捉える。初回、先頭・小池がバックスクリーン左に第26号ソロ(初回裏、先頭打者ホームランは史上4回目)。これで流れをつかむと三回は小池の左前、死球から二死ニ、三塁。ここで松坂は遊ゴロも、一塁悪送球でミスから追加点。星稜も四回、四球と門前の中前で一死ニ、三塁とするも松坂に抑えられる。すると横浜は五回は柴、常盤の適時打で加点して勝負を決定づけた。星稜は九回、無死一、二塁とするも松坂のスライダーを攻略できず、松坂は4安打、奪三振13個で二試合連続完封で圧倒した。


第3試合 PL学園 対 佐賀学園

③PL投打に圧倒、上重は5安打完投‼️


佐賀学園 000 100 000 1

PL学園 112 001 00X 5


ともに接戦を勝ち抜いてきた両校だが、PLが序盤のチャンスを活かしリズムをつかんだ。初回、田中一が右前、犠打から本橋の中越え二塁打で先制すると、二回も四球の石橋を犠打で送り、倉本の安打と田中一の左邪犠飛で追加点。三回は主砲・古畑がレフトへ第27号ソロを放つと、さらに大西の中前、二盗、捕逸で三進し上重の内野安打で4点目。佐賀学園は四回、江口、緒方の連続二塁打で1点を返すも、六回にミスから失点し反撃ならず。上重は5安打に抑え完投した。佐賀学園の江口は三回途中で降板し、立ち直れなかった。


第4試合 帝京 対 浜田

④帝京ミスで苦戦、最後押し出しで浜田8強‼️


帝京 000 000 020 2

浜田 000 200 01X 3


帝京・清水、浜田・和田の投げ合いではじまった試合、先取点は思わぬミスから。四回二死から浜田は山岡が中前、今田の遊ゴロが失策で一、二塁。ここで清水が二塁へ牽制も、これが悪送球となりセンター左を抜けていく間に二者が生還、先制する。帝京は和田の速球、カーブに手を焼き八回、ようやく一死二塁のチャンス。ここで森本が中越えに第28号同点2ランで追いつく。しかしその裏、浜田はすぐに2安打と四球で一死満塁。ここで二番手・安倍が鍛冶畑に押し出し死球‼️和田は5安打と帝京を封じ、ベスト8進出を決めた。


さて、ベスト8が決まりました。優勝候補筆頭の横浜は死角なく圧倒的な強さを発揮します。選抜準優勝の関西大一も打線を強化、春の借りを返せるか?同じく選抜で横浜に苦杯のPL学園、そのPL学園に惜しくも敗れた明徳義塾も残っています。昨年夏の経験を活かし勝ち進む豊田大谷、浜田もバランスが良い。また甲子園で強さを発揮する常総学院、選抜では大敗したものの、古岡の好投が光る京都成章も残っています。ベスト8の顔ぶれです。


北海道 なし

東北 なし

関東 常総学院、横浜

北信越 なし

東海 豊田大谷

近畿 関西大一、PL学園、京都成章

中国 浜田

四国 明徳義塾

九州 なし


今回は近畿から大阪の二校を含め三校が残りました。関東は横浜、常総学院と強豪二校です。あとは東海、中国、四国から一校ずつです。この中では中国地方の浜田が唯一の公立校であり、山陰としても見事です。


注目の準々決勝の組み合わせは以下の通りです。


①PL学園 対 横浜

選抜では準決勝で激突した両校。横浜が唯一苦戦した試合でした。PL学園はどのようにして松坂大輔を崩すのか?それとも横浜が返り討ちにするのか?優勝を左右する注目の一戦です!


②関西大一 対 明徳義塾

こちらも注目‼️選抜準優勝の関西大一と、同じく選抜8強の明徳義塾が激突します。投手の安定感、打線も強化している分、関西大一が有利か?


③浜田 対 豊田大谷

浜田の和田は安定した投球で浜田を初の8強へ導く。対する豊田大谷は打線と上田の粘り強さがある。どちらも強豪を撃破しており、浜田は帝京を、豊田大谷は智弁和歌山を倒している。最後まで目が離せない対戦‼️


④京都成章 対 常総学院


甲子園での勝ち方を知る木内監督率いる常総学院と、選抜での大敗から成長を見せる京都成章。常総学院が総合力で優位か?