さて西日本にうつります。
まずは東海地区
準決勝
①東邦 5対1 明野
②中京 4対0 岐阜第一
決勝戦
◯東邦 6対3 中京
※東邦は2年ぶり6回目の優勝
中京は夏の甲子園で準々決勝まで勝ち進んだ原動力となる木村龍治(D④巨人)を中心に愛知第一代表として優勝候補筆頭‼️対する東邦も山田喜久夫(1年)(D⑤中日)を中心に東海大会決勝で中京を破っての優勝を飾りました。この愛知二校と三校目は明野になるのでは?なお、好選手として注目を浴びたのは大垣商・篠田淳(D①ダイエー)‼️惜しくも初戦となる準々決勝で東邦に敗れました。
準々決勝
東邦 対 大垣商
大垣商 000 000 000 0
東 邦 010 100 10X 3
近畿地区
この年は大阪勢の力が驚異的であった。大阪優勝の近大付、二位の上宮、三位の北陽が揃って近畿ベスト4‼️一回戦から内容を確認します。
一回戦
八幡商 7対5 市和歌山商
東洋大姫路 10対3 平安 ※八回コールド
近大付 6対3 滝川二
野洲 5対2 智弁学園
北陽 4対2 神港学園
上宮 7対2 花園
大阪との対戦は、少し気の毒だとこの大会では思います。なお、花園のエースは伊藤智仁(D①ヤクルト)です。
準々決勝
①天理 8対4 八幡商
②近大付 3対1 東洋大姫路
③北陽 4対3 野洲
④上宮 9対2 吉備 ※七回コールド
準決勝
①近大付 5対2 天理
②上宮 9対8 北陽
北陽 110 104 010 8
上宮 120 400 101 9
決勝戦
◯上宮 8対3 近大付
上 宮 002 400 200 8
近大付 200 000 010 3
※上宮は初優勝
昨年は大阪から3校が準々決勝まで残りながら、PLと市岡が選出、大商大堺が外れた。しかし、今回はベスト4であり、その内容からも三校とも選ぶべきだと考える。また天理も当然である。残りは三校と思われる。内容から考えると、東洋大姫路、野洲までは確実か?吉備はコールドで苦しい。八幡商か、または初戦敗退の兵庫勢のどちらかを選ぶか?
中国地区
実はこの地区が選抜最大のサプライズとなります。では初戦から全ての試合のスコアを出します。
一回戦
倉吉東 6対2 岡山東商
西条農 4対0 岡山南
準々決勝
広島工 4対3 松江商 ※延長10回
倉吉東 6対3 南陽工
江の川 4対3 鳥取西
西条農 3対1 宇部商
準決勝
①広島工 11対1 倉吉東
②西条農 3対2 江の川
決勝戦
◯広島工 4対1 西条農
※広島工は13年ぶり2回目の優勝
広島県大会では西条農が優勝しているだけに、決勝の二校は確実でしょう。三校なら江の川、四校まであれば、倉吉東が救われるか?または松江商、鳥取西、宇部商のどこにも可能性があるか、と思われます。なお、江の川の4番は谷繁元信(D①大洋)です。西条農の投手は小早川幸二(D外広島)、岡山南のキャプテンは難波幸治(D⑤日ハム)と、好選手がいます。甲子園に出るのは?
四国地区
こちらは通常、中国地区と合わせて7校のため、確定は三校、四校目があればどこか?という考えになります。
一回戦
①高知商 6対1 三本松
②宇和島東 11対0 富岡西
③松山商 6対4 尽誠学園
④小松島西 2対1 明徳義塾
準決勝
①高知商 7対3 宇和島東
②小松島西 2対1 松山商
決勝戦
◯高知商 5対2 小松島西
※高知商は8年ぶり7回目の優勝
これは三校だとしたら愛媛の二校で選ぶことになるでしょう。なお愛媛県大会の決勝では宇和島東が7対3で松山商を下しています。これがどう影響するか?四校ならベスト4の四校そのままか?あるいは明徳義塾にも可能性があるか?
四国大会の結果について、高知商の完成度の高さが目につきました。特にエースの岡幸俊(D②ヤクルト)がプロ注目です。他に尽誠学園の佐伯貴弘(D③西武)、宮地克彦(1年)(D⑤西武)が注目です。
九州地区
一回戦
福岡第一 9対1 熊本工大 ※八回コールド
二回戦
①都城商 5対1 唐津西
②諫早 4対0 石川
③熊本工 10対3 佐伯鶴城 ※七回コールド
④柳川 5対1 鹿児島実
⑤知念 4対2 小倉
⑥津久見 8対0 宮崎南 ※八回コールド
⑦鹿児島商 5対1 唐津商
⑧福岡第一 8対5 瓊浦
準々決勝
①都城商 5対3 諫早
②熊本工 3対1 柳川
③津久見 9対2 知念 ※七回コールド
④福岡第一 8対0 鹿児島商 ※八回コールド
準決勝
①熊本工 13対4 都城商 ※七回コールド
②福岡第一 5対1 津久見
決勝戦
◯熊本工 6対4 福岡第一
※熊本工は2年ぶり8回目の優勝
昨年も準決勝でコールド負けをしたところが外され、準々決勝から一校選ばれました。今回の都城商はどうなるでしょう?外れた場合は諫早か?柳川か?それともその他か?
また代理出場の(詳細は昭和62年の最後で)福岡第一は、見事な結果を出しました。甲子園が楽しみです。それぞれの高校の宝をまとめます。
熊本工は村上誠一(D④ダイエー)、前田智徳(D④広島)です。福岡第一は、前田幸長(D①ロッテ)、山之内健一(D⑤ダイエー)、古里泰隆(1年)(D④阪神)、津久見にも川崎憲次郎(D①ヤクルト)、佐藤裕幸(D②広島)がプロ入りする選手です。
さて、全国的に見ると、優勝候補筆頭は大阪を制した近大付と、近畿王者の上宮があげられます。また投打のバランスの良い高知商、中京、熊本工、桐蔭学園、福岡第一と、関東を制した東海大甲府もあげられます。では、次回、出場校と将来のプロについても確認していきますね。