題名はこの大会の決勝戦での有名なアナウンサーの絶叫‼️みなさんも聞いたことあるでしょう⁉️

ここまでのおさらいです。ベスト4は宇部商、東海大甲府、甲西、PL学園。

それぞれの強みをまとめます。


宇部商は左腕・田上が看板エースでした。しかし準々決勝で右腕・古谷が見事なリリーフ。また藤井は大会記録タイの3本のホームランで主役の座を奪う勢いです。

東海大甲府も強力打線と福田の粘投で関東の暴れん坊関東一を倒してベスト4進出。

打撃戦と投手リレーがポイントとなります。


甲西は快進撃を続けています。戦力上位と見られていた東北に対しても足や小わざ、強打など変幻自在の攻めで勝利しました。

対する王者PLは、高知商を破り、ようやくエンジンがかかった感があります。清原にもようやく一発が出ました。

甲西がいかにPLを抑えて後半勝負に持ち込むかがポイントです。


では準決勝から


8月20日 準決勝

第1試合 東海大甲府 対 宇部商

①藤井!大会新記録の4号アーチで逆転‼️


東海大甲府 031 100 100 6

宇 部 商 001 001 401 7


宇部商の先発は田上。この日も苦しいピッチング。初回の小板橋の中越え三塁打は抑えるも、二回、鈴木の左前打、福田四球から秋山がレフトへ先制3ラン‼️三回にも小浜がソロと続き四回秋山の遊内野安打などで二死一、三塁から北山に中前タイムリーで田上はノックアウト。古谷に代わる。宇部商は三回、藤村の四球から佐藤、田処の安打で1点を返し、六回には藤井が中前打、二盗などで一死三塁から桂の遊ゴロで判断よく生還。しかし七回、古谷が二死一塁から小板橋の右越え三塁打で6対2の4点差のまま七回裏の宇部商の攻撃!

佐藤、河村の連打でチャンスをつくると福島の左前打で6対3とし、なおも一死一、二塁。ここで藤井がレフトへ同点3ラン‼️これは個人通算4本目の大会新記録となる‼️息を吹き返した宇部商は九回裏、先頭の田処が左中間二塁打。一死後藤井は敬遠。古谷が右前打で一死満塁から桂が中前サヨナラ打で熱戦に終止符を打った‼️


第2試合 PL学園 対 甲西

②主役奪回!清原2アーチで大会3号‼️


甲 西 000 002 000 2

PL学 223 420 20X 15


勢いに乗る甲西だが、初回からPLの洗礼を受けた。甲西の先発・金岡がいかに耐えるか、がポイントだったがPLはそれを知っているかのような猛打をいきなり見せた。

初回、PLは二死から松山がレフトへソロ!続く清原は四球からまさかの二盗。これが黒木の二塁内野安打で生きる。清原は好走塁でホームイン。初回早くも2点先制。二回、PLは杉本四球から内匠がライトへ2ラン。三回、松山、清原の短長打で無死二、三塁から桑田の三ゴロ失でまず1点。本間四球で二死満塁から笹岡の中前打でさらに2点。四回、松山、清原連続四球とバント野選の無死満塁から桑田が走者一掃の二塁打。さらに笹岡の右犠飛でこの回4点!止まらないPLは五回、真崎が左中間三塁打から清原のレフトへの2ラン‼️

五回終了して13対0のワンサイド‼️甲西もようやく六回、石躍の中前打から西岡のレフトへの2ランを放つも、PLは主役の清原が七回、二打席連続2ランをまたもレフトスタンドへ‼️

結局PLが15対2で圧勝した。清原は大会第3号を、桑田は六回までと余裕の仕上げとなった!


いよいよ残すは決勝戦‼️宇部商は藤井の大会新記録の4本塁打の活躍と、田上、古谷の2枚看板が想像以上に噛み合っています。対するPL学園は、押しも押されぬ優勝候補筆頭。投手力では桑田の疲労が気がかりですが、打線は清原がこの二試合で三本の本塁打と仕上がっています。清原は桑田に、『明日、藤井には打たすな!自分が2本打って藤井の記録を塗り替えたる‼️』と宣言したそうです。

この両校は選抜でも対戦しています。その時は

PL学園6対2宇部商でした。ただし七回修理までは1点差でした。投手が2枚になった宇部商は、明日、誰を先発させるのか?注目です‼️


8月21日 決勝戦

◯宇部商 対 PL学園

甲子園は清原のためにあるのか‼️5号アーチ‼️


宇部商 010 002 000 3

PL学 000 111 001 4


注目の宇部商の先発は、ここ二試合の調子の良さから古谷となりました。PLは当然ながら桑田です。PLは序盤、走者をバントで進める手堅い戦法。初回は二死二塁、二回、三回は一死二塁としますが無得点。対する宇部商は二回、藤井が四球、すかさず二盗し、二ゴロで一死三塁とし、福島の右犠飛で先制します。しかしPLは四回、清原が大会通算4号となるソロをレフトスタンドに叩き込み同点‼️これは藤井に並ぶ大会最多本塁打記録となり、さらに三試合連続本塁打も、浪商・香川と並ぶ大会最多連続試合本塁打記録となります‼️

さらに五回、代打今岡のライト線二塁打を送り、内匠の中前打で勝ち越しに成功。しかし宇部商もすぐに六回、河村が遊内野安打の後、藤井が中越え三塁打でたちまち同点‼️さらに田上が中犠飛で再び勝ち越します。ところがその裏、PLは清原がセンターへ同点の第5号ソロを二打席連続で放り込み、ついに3対3‼️この時民放アナウンサーの、『甲子園は清原のためにあるのか〜‼️』の絶叫が飛び出しました‼️

宇部商は七回、二死一、三塁を逃し、PLも八回、一死満塁を逃して試合は九回に。PLは二死から安本が中前打ですぐに二盗すると、3番・松山!宇部商はこの日2ホーマーの清原とは勝負したくない。その心理を読んだ松山はフルカウントからの7球目、右中間に抜けるサヨナラヒット!ついに桑田・清原は念願の甲子園優勝を、劇的サヨナラで成し遂げた‼️