いよいよ準決勝です。

大旗まであと2勝!優勝候補筆頭のPL学園は第1試合に登場します。どんな試合を見せてくれるでしょうか?


4月6日 準決勝

第1試合 PL学園 対 伊野商

①PLまさかの展開!伊野商・渡辺鬼神の投球‼️


伊野商 200 001 000 3

PL学 000 010 000 1


伊野商は、宿舎の荷づくりを終えて試合に挑んだ。負けるんだから、帰り支度をするのは当然!の自然体がこの結果に結びついたのか?

初回、伊野商は先頭の中妻が二ゴロ失で出塁。二死一、二塁から福本淳の当たりはライト線に落ちるタイムリー。さらに笹岡の遊ゴロもエラーを誘い、2点を先制する。PLも四回、伊野商の伴ノ内の痛烈なライト前を黒木が捕球後すぐに一塁送球、ライトゴロを記録するなど桑田を守り立てる。五回、PLは松山がレフトへソロで反撃する。次の1点が勝負に大きな影響を与える流れの中、そのチャンスは伊野商に。六回、一死一塁から横山の当たりはレフトフェンス直撃の大二塁打。貴重な追加点が伊野商に入る。伊野商の渡辺は、PLの四番・清原に対し全力投球‼️六回の四球以外は3打席全て三振‼️特に3つ目は三球三振‼️渡辺は6安打1失点でPLを完璧に封じ込めた!

最強のPLは、KKの入学後、初めて甲子園の決勝の前に姿を消した‼️


第2試合 池田 対 帝京

②帝京、池田に2年越しのリベンジ‼️完封劇!


帝京 100 000 000 1

池田 000 000 000 0


帝京は2年前の大敗のリベンジに燃えて挑んだ。初回、一死から矢頭が二塁内野安打で出塁すると、二盗、三盗で三塁へ。関の二ゴロで生還する。しかしこの後小林昭が右ヒジに死球。氷で冷やし投球することとなった。池田は二回に二死満塁、六回にも四球を連続で得てチャンスを得るが得点できず。池田は梶田が3安打と気を吐いたが、チームとしては4安打。6四球を得ながらあと一本が出ない。一方の帝京も8安打、6盗塁、5四死球と塁上を賑わすがこちらも追加点は取れず、残塁10。しかし最後まで試合のペースは与えず帝京がリベンジを果たし、2度目の決勝進出を果たした。


さぁ、ついに決勝です。常勝軍団PLがいない今、選抜の王者は初出場の伊野商か?2度目の決勝進出の帝京か?


4月7日 決勝戦

◯伊野商 対 帝京

◯渡辺ワンマンショー‼️一発と完封で優勝劇‼️


伊野商 000 003 010 4

帝 京 000 000 000 0


帝京は、昭和55年の選抜以来の決勝進出。この時は高知商相手に延長10回、1対0でサヨナラ負けを喫している。伊東投手を擁しながら、中西投手に完封勝利を許した。そのリベンジに、同じ高知県の伊野商はうってつけの相手である。

初回、帝京の先頭河田はいきなり左中間三塁打。無死三塁の大チャンスを迎える。しかし、矢頭、大宮、関が凡退。走者が出ると渡辺の球は力が加わる。とても打てるものではない。

帝京は二回、一死満塁と攻め、ここで野口に初球スクイズ。しかし投ゴロ併殺と裏目に出る。

四回にも二死一、二塁と迫るもここも野口が三振。そうして迎えた六回、伊野商は帝京のエラーでついに均衡を破る。さらに渡辺が決定的な2ラン。結局、帝京相手に渡辺は被安打6、13奪三振で完封を披露‼️伊野商打線も11安打で4点を奪い、見事に初出場初優勝を達成した。帝京はまたしても高知県勢に決勝で完封負けを喫した‼️


この大会は、伊野商・渡辺智男の準々決勝以降のピッチングがすばらしい出来でした。特にPLの清原に対する投球は凄まじかった。しかし夏の出場には、秋に2度敗れている明徳がいます。また高知商にも一年で甲子園のPL戦に投げた中山がいます。その包囲網を打ち破れるか、見どころです。もちろん、そのPLが出られるかも不明です。レベルの高さを見せた四国では、池田と徳島商もどちらかしか出られません。その他の地域も、全て打倒PLが根底にあります。全国のレベルを高めた最後のKKの夏、いよいよ注目しましょう。


ともかく、伊野商、初優勝おめでとうございます‼️