いよいよ準々決勝!

この大会は、開幕戦が雨で2日延びました。その後は順調に日程を消化しましたが、この準々決勝当日、雨のため順延が決定しました。

そのため準々決勝は、当初の4月4日ではなく、4月5日になりました。このことが投手陣には良かったのかもしれません。この日の4試合のうち、3試合が完封ゲームでした。


4月5日 準々決勝

第1試合 天理 対 PL学園

①桑田、三重殺で流れを持ち込む完封劇‼️


PL 051 000 001 7

天理 000 000 000 0


ここ二試合、打たれながらも完封してきた天理の喜多だが、PL打線には通用しなかった。

PLは二回、四球と連打で無死満塁。笹岡の打球は投手ゴロだったが、慌てた喜多がグラブで押して内野安打。ここから内匠の左前打、黒木の右前打で一気に5点先取。三回には杉本がレフトへソロ!守っても桑田が六回、すばらしいフィールディングを見せる。先頭の喜多が安打、続く川上の投ゴロを二塁悪送球で無死一、二塁とするが、北野の送りバントをダイビングキャッチ。すかさずショート、セカンドと渡り24年ぶりのトリプルプレーでピンチを脱する。桑田は3安打完封で順当に近畿対決を制し、準決勝進出を決めた。


第2試合 伊野商 対 西条

②四国対決は剛腕渡辺が完封!黒子を倒す!


伊野商 200 300 000 5

西 条 000 000 000 0


四国対決は初回から動いた。伊野商は先頭福本博が四球。山本の投ゴロが一塁悪送球となり、なんなく先制。さらに渡辺が二塁打。二死二、三塁から笹岡が右前タイムリーで2点目を奪う。

四回、さらに1点を追加し二死一、二塁から再び笹岡が右中間二塁打でダメ押しとする。西条はよく打ったが焦りも隠せなかった。八回、2本の安打で二死一、二塁から佐伯が左前打したが、無理にホームに突入してアウト。結局伊野商の渡辺は7安打されながらも完封勝利を達成した。


第3試合 池田 対 東北

③息詰まる投手戦!守り勝ちで完封勝利!


池田 000 000 100 1

東北 000 000 000 0


試合は池田が終始押しまくったものの、肝心の一本が出ない膠着した展開だった。

池田は初回、二死二塁、三回は一死満塁、五回にも二死一、二塁とチャンスで四番・松島が三振、遊飛、三振とことごとくブレーキ!迎えた七回、池田は蔵下が内野安打。片山が送り、梶田の左前打で一死一、三塁。梶田が二盗してチャンスを膨らまし、藤原が絶妙なスクイズを一塁線に決める。ようやく均衡が破れると、東北もその裏佐々木の安打で二死一、三塁。しかしこのチャンスを活かせず、池田が押し切った。

池田の片山は4安打完封。東北の佐々木は9安打されながらも1失点と踏ん張ったが及ばなかった。


第4試合 報徳学園 対 帝京

④報徳先制も、帝京打線がつながり発揮し逆転‼️


帝京 006 001 000 7

報徳 200 000 000 2


初回、報徳はチャンスで高津、松裏の連打が飛び出し、幸先よく2点を先制。しかし帝京の小林昭はその後八回までノーヒットに抑え、その間に打線が報徳・松田を攻略した。

三回、柳沢の左前打から2四球、矢頭の左前打、投ゴロエラーの後、小林昭、藤波、柳沢が3連打。一気に6得点で優位にたった。この集中打で流れを持っていった帝京は、小林昭が3安打ピッチング。快勝で準決勝進出を決めた。


この結果、準決勝の組み合わせが決まりました。


準決勝

第1試合 PL学園 対 伊野商


優勝候補筆頭のPL学園は投打に良い流れでベスト4進出。一方の伊野商も完封勝利で雰囲気はいい。打線ではPL優位か?伊野商が先制し、PLの焦りを誘えればおもしろい。


第2試合 池田 対 帝京


昭和58年の選抜初戦以来の両チームの対戦。その時は池田が11対0で圧勝し、そのまま夏春連覇につなげています。それから2年!差はどうなったでしょうか?


四国2チームがベスト4に残ってますが、関東、近畿それぞれが好調な四国勢を止められるのか?注目です‼️