三回戦がはじまります。どのチームも試合を行うことで、地に足のついたゲームができるようになります。

またどこも目標としてはベスト8進出というようです。この三回戦を突破すれば目標に届くので、各チームの試合は面白いゲームが増えていきます。二つ目の試合がいきなり球史に刻まれる名勝負となります。

白球の記憶で有名な試合です。


池田 000 000 410 5

中京 000 010 001 2


池田の鮮やかな逆転勝ち。中前打の岡田を送った一死二塁から、橋川が左前同点タイムリー。山本が中前打でチャンスを広げ、二死後、川原が左中間への大三塁打で2点追加。さらに一ゴロトンネルも絡み、決定的な4得点をあげた。


星稜 000 100 000

箕島 000 100 000


星稜 001 000 100 3

箕島 001 000 101 4


これぞ名勝負!箕島と星稜が一歩も引かない二度とない奇跡を演じた。

四回、先制した星稜に対し、箕島はすぐに森川が右前タイムリーで同点に追いつく。

12回、星稜が勝ち越して迎えたその裏、箕島は二死ランナーなし。ここで嶋田が『ホームランを狙ってきます』の宣誓とともにレフトスタンドに同点アーチで振り出しに戻る。

14回裏、箕島は森川が一死三塁のサヨナラのチャンス。しかしサード若狭が意表を突く隠し球でスクイズのタイミングを測った箕島のチャンスを潰した。

16回、三度目の勝ち越しの星稜はここも二死ランナーなしと攻め上げ、森川の打球はファーストファールフライ。しかしこの球を加藤一塁手が転倒、森川は首の皮一枚つながる。そして再開直後、堅田投手のストレートを、森川は左中間に起死回生の同点アーチ。みたび箕島は追いつく。

最後の18回裏、堅田は球の抑えが効かない。一死から連続四球で一、二塁とし、上野のサヨナラ安打がレフトに弾んだ。

箕島の石井は257球、16奪三振ながら、19被安打と耐えた。一方の堅田も208球。12安打とよく耐えたが、最後は箕島の驚異的な粘りに敗れた。


高知 5対1 都城

浪商 9対1 広島商

城西 2対1 浜田 延長10回

比叡山 6対1 前橋工

横浜商 14対4 豊浦

大分商 3対2 日大山形


メインの箕島対星稜に、全て持って行かれた雰囲気がありますが、いよいよベスト8の激突です。箕島の春夏連覇、ドカベン浪商の活躍、46年ぶりの横浜商の快進撃、選抜ベスト8の池田など、まだまだ主役は控えています♪。楽しみはこれからです。