母が退院して1週間が経ちました。
この週末で3月も終わり。
お正月から津波のようだった3か月は
爽やかに去って行きました。


3月の終わりに、

母の闘病中に
起こった「奇跡」について
メモしておきます。



扁桃炎を悪化させ
緊急手術から1週間。
薬が効けば順調に回復し
1月末には退院の見込みだった母。

しかし抗生剤が全く効かなくなり
高熱が下がりません。
痰の量も減らず
鼻からの栄養も
体が受け付けなくなってしまいました。

肺の膿も再び増えてきて
この調子だと再手術、
しかもその時は
開胸手術になると
言われてしまいました。

先生の説明
一言一言がとても重い。

こうなると、
普段は楽天的な私の心も
どん底ショボーン

何もしてあげられない
無力感でいっぱいでした。





あー、とため息。

でも、ふと思い出したのです!
今の私に
出来ることがある(^^)と。


それがこちらです💁‍♀️

昨年、大奮発して手に入れた
24金の鍉鍼(ていしん)。
刺さない鍼なんですおねがい


翌日からバッグに忍ばせ
ベッドに寝ている母の
足と腕に鍉鍼を当て、
必死で施術しました。


選んだツボは
腎の原穴「太渓」
脾の原穴「太白」
肺の原穴「太淵」

振り返れば
それはそれは
必死でやった気がします照れ


悔いが残らないように
ってね。



これが効いたかどうかは
わかりません。でも
鍉鍼をやり始めて2日後、
熱が下がったのです。

以後、発熱はなく
「薬がよく効くようになった」
と先生。

危険な状態を脱し
「もう手術の必要はない」
ということで
病棟も外科から耳鼻科へ。

その後は
食べる力をつけるべく
「足三里」
「三陰交」
に火を使わないお灸も加えて
私なりのケアを続けたのです。

半月前まで
やせ細って
全く力がなかったのに
リハビリもみるみる出来るように爆笑

2月に入ってからの
回復ぶりは
先生にも家族にも
嬉しい驚きでした。



金の鍉鍼が
本当に効いたかどうか、
証拠は何もありません。

でも、母は
金の棒のパワーを
認めてくれているよう。

なぜって、
家に戻った今も
「やってほしいな」って
感じなのでウインク



鍼灸学校に通い始めて2年。
このタイミングで
私は、自分が学んでいることが
自分が思う以上に
人の助けになることを
知りました。

人生とは面白いものです。

勉強は果てしなく
やればやるほど
頭でっかちになってしまう
危険を孕んでいますが
最も大切なのは
思いを込めること。

それを忘れないようにしないとね。


津波のような3か月が終わり
今は静かで暖かな春。

今年は例年よりいっぱい
桜の花を楽しめそうです。



Okao Tomoko
 
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