ドラッグストア薬剤師 寺脇令子です。
全国の書店にて初出版本、発売中
6/11から6/14の3日間
音声snsクラブハウスの
「耳で読むビジネス書」通称「耳ビジ」に出演させていただきました。
私は新人著者なので、15分間だけお話しました。
そこでお話したことを少しずつ書いていきますね。
◎ お年寄りに向精神薬を使う弊害
元気だったお年寄りが、入院したら向精神薬を使われて、元気がなくなり、自分で何も出来なくなっていき、、
最近いろいろな人から聞く話です。
そもそも向精神薬というのは
精神疾患ー統合失調症などに使う薬。
さらに、お年寄りが使うと、副作用が強く出やすい。
やたらと処方されるのは合点がいかないですよね。
薬は、年齢によって量を加減する必要があります。
子供には大人の半分量とか、三分の一とか。体重によって変わったりしますよね。
(子供とは14歳以下をさします)
その理由のひとつに「臓器が未熟だから」というのがあります。
じゃあ15歳以上は全て同じ量で良いの?
いえいえ、、特にお年寄りは、通常の大人量より減らす必要があります。
なぜなら、「臓器の機能が落ちているから」
なのに、お年寄りだからと処方量を減らすドクターはほぼいません。
逆に、増やす、マックスまで増やす、の方を見かけます。
そして副作用が強くでてしまい、、
最悪な事になります。
これを読んでいるあなたが、あなたの家族が入院したら、向精神薬は断固として拒んだ方が良いのです。
眠れないなら、向精神薬ではない薬をお願いする。
暴言を吐く、怒鳴るなら抑肝散をお願いする。
だめなら転院する、くらいの気持ちで病院と話し合ってください。
患者が病院に気を遣って、医師に気を遣って話ができない、なんて時代は終わりました。
言いたい事は言い、聞きたいことには全て答えてもらいましょう。
それが患者の権利であり、医療機関側の責務ですから。
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*薬剤師は薬を飲みなさい、とだけ言うと思っていたかもしれませんね。
薬剤師は今や、セルフメディケーションを担う存在。
これからも、薬のことだけでなくさまざまな方向からの発信を続けていきますね!
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