熱い日がつづきますね~
オリンピック期間中は
気温の暑さだけでなく、思わず手に汗握りつい興奮して眠りにつくのが遅くなってしまいます・・・
それでも、きちんと朝は同じ時間に起きることがとてもとても大切です。
夜眠れなったとしても
朝は同じ時間に起きることで、体内リズムはずれずに済むようです。
さて、そうはいっても
オリンピックに関係なく、本当に眠れない人にとっては辛いことです。
お薬ですこしでも緩和できる事は本当に助かりますよね。
それではそれらのお薬のそれぞれの特徴は何でしょう?
今日は、久しぶりに予定の無い休日でしたので
表にまとめてみたりしました。
成分名 | 商品名 | 半減期 | 作用発現時間 | 催眠作用 | 筋弛緩作用 | 備考 | |
超短時間作用型 | ゾルピデム | マイスリー | 1.78~2.3 | 30分以内 | 2+ | - | 肝機能障害注意 |
ゾピクロン | アモバン | 3.66~3.94 | 15~30分 | 2+ | + | 強い苦み | |
トリアゾラム | ハルシオン | 2.91 | 10~15分 | 3+ | + | 奇異反応注意(特に高齢者、アルコール) | |
短時間作用型 | ロルメタゼパム | ロラメット | 約10 | 13~20分 | 2+ | ± | グルクロン酸抱合代謝➩肝機能低下OK |
エバミール | |||||||
リルマザホン | リスミー | 10.5 | 15~30分 | 2+ | ± | プロドラッグ | |
ブロチザム | レンドルミン | 7 | 15~30分 | 3+ | + | ||
エチゾラム | デパス | 6.3 | 3+ | 2+ | 神経症・うつ病、心身症・頸椎症・腰痛症・筋収縮性頭痛、睡眠障害に適応 | ||
中間型 | フルニトラゼパム | サイレース | α:6.8β不明 | 30分 | 3+ | 2+ | |
ロヒプノール | |||||||
ニメタゼパム | エリミン | α:約12時間 | 15~30分 | 2+ | 2+ | ||
β:21時間 | |||||||
エスタゾラム | ユーロジン | 24 | 2+ | 2+ | 急性閉塞隅角緑内障OK | ||
ニトラゼパム | ベンザリン | 20~27 | 15~45分 | 2+ | 2+ | 異型小発作群、焦点性発作適応 | |
ネルボン | |||||||
長時間型 | クアゼパム | ドラ―ル | 36.6 | 2+ | + | 食事の影響でバイオアベイラビリティ↑ | |
ハロキサゾラム | ソメリン | 42~123 | 2+ | 2+ | |||
フルラゼパム | ベノジール | 未変化体:5.9 | 30分 | 2+ | + | ||
ダルメート |
これは、ベンゾジアゼピン系非ベンゾジアゼピン系のものだけですが、ご参考までに(=⌒▽⌒=)
この中でも、筋弛緩作用の弱いもの、つまりω1受容体に作用が弱くω2受容体に選択性が強いものは
高齢者や、特に不安感が強くない睡眠リズムが崩れているだけの場合には、転倒やふらつきなどの副作用が起こりにくく良い。
ただし、不安感が強く、心配事があって眠れない場合はω1受容体に作用するもののほうが良いようです。
また、バルビツール系非バルビツール系などや皮膚症状があるなどの場合は抗ヒスタミン薬であるアタラックスPなどもよくつかわれますね。
これ以外にもたくさんのお薬が処方されることがありますが、その方それぞれにあっていることはとても大事。
きちんと処方どおり服用していただけるようにご相談にのっていきたいと思います。
Mikan