最近、60歳前後の男性が
「黄斑変性症なんだけど、すっごくいい治療があるって聞いたんだけど」
とか
「黄斑変性症の治療で、すごく高いのあるって聞いたんだけど~」
とか
いろいろ聞かれる事があります。
大変!!
なんとなく知らないから調べなくっちゃ!!
・・・加齢黄斑変性症・・・
網膜の中心にある黄斑と呼ばれる部位が、
長年の強い光などで障害される事で景色が歪んで見えたり
中心が暗くなったりするわけです。
とりあえず、どの眼科医もまずは
カルナクリンとか処方されることが多い気がします。
そして、
次の治療。
最近話題のルセンティス、マクジェン、
これはどんな治療か・・・
まずはノバルティスさんのHPでルセンティスの説明を読むことにしました。
動画もあり大変分かりやすいので、ご興味があればお勧めです。
以下ノバルティスさんの説明から抜粋です。
中心窩下脈絡膜新生血管(CNV:choroidal neovascularization)を伴う加齢黄斑変性
このCNVの発生・進展により血管透過性が亢進
黄斑機能が障害されて視力が低下する。
そしてVEGF(vascular endothelial growth factor:血管内皮増殖因子)
は脈絡膜の血管内皮細胞を活性化させ、CNVを発生・進展させる因子です。
このVEGFを阻害する薬ってことです。
目に直接注射する訳ですから、決してリスクがないわけではありませんが、半日入院で出来るそうだ
これを1ヶ月に1度くらいの割で3回繰り返します
効き目ですが、24%が改善するそうです!
さらに6ヶ月後の視力などは悪化することは100%ないと。
ただし、完治のところまでは行きません。基本は悪化予防です。
治療費は、おおよそ保険割合3割の方で、1数万円、1割の方で数万円
今後、視力が落ちるとまだ現役世代の場合は仕事にさし障るのですから
高額な治療だろうが、一考の価値がありますよね。
それでも、やはり患者さんの悩みは簡単ではありません。
医師は治療について説明はしてくれます
薬局薬剤師は、直接その薬をさわることも見ることもないかもしれません。
でもそれについて、知識の確認と補足をして差し上げることはできます。
そうして、患者さんの不安を一つでも解決できる手助けになればよいな~と思います。
現在はノバルティスのルセンティスとファイザーのマクジェンが保険適用になっています。
もうすぐバイエルの一般名:アフリベルセプトも出てきそうですね。
これから、多くの治療薬が開発され値段も少しずつさがり身近な治療になるといいなと思います。
欧米の方々は以前から多く発症していましたが最近では日本でも増加傾向にあります。
理由の一つにパソコンなどの機器に一日中目がさらされることにあるともいわれています。
それを狙って、JINSでPC用のメガネなども出ています。
もちろん、PCだけがいけないわけでなく、強い太陽光も影響があるのでサングラスは必需品です。
沖縄に住んでいる頃、米軍の家族の方々は必ず外出時にサングラスかけていてかっこいい~!!
って思っていたけど、
実は、日本人よりもずっと目を守らなくてはならない理由があったのです。
いまは、日本人も同じ。
今年はサングラスとPC用メガネを一つつづ買い足しました
ちょっとおしゃれにもなるし、自分の眼も守ってくれる
どんな病気も、まずは予防から!!
Mikan