薬剤師のためのprofessional developmentの2回めでした~
今回のお題は風邪!!
風邪ってなに??
というお話です。
よく、
抗生物質に
抗炎症薬
咳止め
抗ヒスタミン薬
・・・・
なんかの風邪セットと思われる処方見ますよね~
「風邪ですか?」
ときくと
「熱がある。」
「のどが痛い。」
「鼻水と咳」
などの症状
やっぱ風邪かな?!・・・なんてCMもありますよね
風邪・・・の定義はとても難しいようですが
とりあえず基本は気管支を含める急性上気道炎ということでかんがえること。
それから・・・
風邪にはいろいろなウイルスが関連するため症状の出方が様々
そして・・・
のどの痛み、鼻水、咳と3種類の症状があったら風邪の可能性大
なぜなら・・・
風邪以外の細菌感染などの場合は1か所にしか住みつかないわけです。
そうですね・・・
耳下腺が腫れて痛いけど咳も鼻水もでない場合は耳下腺炎で風邪ではないですよね。
マイコプラズマ肺炎のときも咳と微熱以外は症状なかったな~
たかが風邪、されど風邪
風邪は本来自分自身の免疫力だけでも治るもの
お薬も症状を緩和するのが目的であとは患者さん自身の免疫力で対応できるかどうかが大切
でも、風邪でなかったら・・・そこにはもっと大変な疾患が隠れているのかも・・・
数年前
近所の友人が風邪だと言われ総合感冒薬を飲み続け
1週間以上も熱が下がらず、
足のむくみが出始め相談してきたので
大学病院の受診を勧めたところ
伝染性単核球症で緊急入院したこともあります。
薬局薬剤師がself-medicationをお手伝いするためには
風邪を正しく見極めることが大切ですね。
さてと、明日からの風邪処方投薬は一味違うはず!!
Mikan