立春を過ぎてから、やっと寒波が入っては温かくなり、、、まさに三寒四温で陽気が増えてきました。


九州、とはいえ、自然の中の氷の美しさに惹かれ、、、スタッドレスでも凍結山道は怖い、、とのジレンマの中、、安心院から別府に向かう途中の由布岳があまりに美しくて登ってまいりました。



由布岳の霧氷です❄️






由布岳東峰側、、、ギリギリアイゼン使用せず、、




由布岳西峰側、北側斜面にまだ霧氷が残っていました。


西峰は鎖場の多いなかなかの岩場なので東側に、、


なかなか怖いお鉢巡りもできます。



この「海老のしっぽ」は風に向かって成長していくのだそうです。








初夏に斜面をピンクに染めるミヤマキリシマの冬芽が白く凍ってこれもまた美しくて、、、




クリスタルみたい





ああ、世界はひたすらに美しくて




冷たい水蒸気が霧氷となって樹々にくっつき

そしてまた太陽の光に溶けて雫が落ちて染み込んでいく


この美しい水滴が時間をかけて再び、湧き水や由布院の温泉として出てくるのか。


水の巡り


足元には、目に見えないけど、無数の地下水脈と菌根菌たちの菌糸が血管のように張り巡らされている。


環境活動家の坂田昌子さんによると、

「私たちが山を歩くとき、わたしたちは水の上を歩いている」ようなものなのだそうだ。


だから、山のどてっ腹にトンネル穴あけると、毛細血管のような水脈から一気に水がそこに向かって流れ出てしまうと。水脈が断絶した山は菌たちも減り、保水力も無くなり、あるとき一気に崩れやすくなる。


まさか反対がこんなに多いから、国定公園の南アルプスとかは大丈夫だろうと楽観視していたリニアモーターカーの工事は進み、、、


リニアってどうも真っ直ぐにしか走れないらしい。


だから日本の山々一気にぶち抜いて、地下水脈断絶しまくって、そこに電磁波すごすぎなリニアが高速で行き来する様を想像しただけで、


あ、日本やば過ぎやなってクラクラするのだけど、

(生物学的にも、スピリチュアル的な観点からもたぶん)

今目の前に広がるのはひたすら美しい世界で、


足元にはツチグリがたくさんいて。




つづら折の道。ツチグリは腐生菌のキノコで土が湿るとこんなふうに開いて胞子をだすの。





山を降りたら由布岳をバックにウェディングフォトの撮影をされていた。


今日は平尾台で野焼き。

由布の野焼きももうすぐですね。



古来から大切にされてきた「山の神さま」は

生物多様性そのもの、っていう視点の

高尾山の生物多様性ガイドや環境活動家などさまざまな顔を持つ坂田昌子さんによる、

「気候変動と生物多様性の切っても切れない関係」

Zoom トーク 3/5 19:00から



今、坂田の杜というグループでいろんな地域で活動されている方々と生物多様性にまつわるいろんなことを学びあっているのですが、坂田さんの歴史、民俗など多岐にわたるいきものたちのお話が毎回面白すぎまして。お時間ある方はぜひ!



世界自然遺産の奄美大島の海はすでに護岸工事でコンクリートだらけで、、、

自由に形を変える、生物多様性の宝庫である最後の「ガラパゴスビーチ」嘉徳浜が、年度末のまさに今工事着工するところなんです、、、



数日前、新聞記者の旧い友人に、取り上げてくれ〜と連絡したら、元鹿児島支局で、ビオトープ作ったり、19歳のころに宮本常一の「忘れられた日本人」を送ってきたり、奄美の黒うさぎ訴訟にかかわったりしたくらい自然のことに意識向いてる方なのに、

先日嘉徳で発見された固有種のスジエビのことは知っているのに、嘉徳浜がコンクリ固めになるまさにピンチなのこのことを知らなくて、、、なんだ!?大手メディアに取り上げられないってそういうことなの、、、みんな知らないんだ、、、

知らないうちに取り返しつかなくなっていることってたくさんあるんだきっと、、、としみじみ感じてしまいました。シェアさせてください✨


胸の痛いニュースがつづきますが、まずは半径三メートルを幸せに、深刻さを溶かして、、味わい愛ながらできることを、、していこう。。。






〜仁入り梅肉エキス再販致しました〜


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