急に肌寒くなってきましたね。
秋土用の真っ只中にも関わらず、霜がおりるまえにと、間日まで待てずにシモン1号の収穫をしました。
守秘義務があったり、薬機法の絡みがあったりで効能などはあまり詳しく書けないのですが、
シモン芋はアマゾンの先住民の方々に秘薬とされてきた野生の白いサツマイモを、ブラジル農科大学のシモン教授がジャングルの奥地で発見し、栽培種として改良したもの。
日本には台湾出身の楊天和ようてんほう博士が持ち帰り、高知県宿毛市で診療しながらシモン1号として栽培したのがはじまりらしい。
私たちの薬草の師匠の、そのまた師匠の長崎大学の先生がその芋を繫ぎ、以来私たちの薬草会で40年くらい大切に繋がれてきたものです。
紫の葉脈が美しいサツマイモによく似たハート型の葉っぱ。でも、かっちかちに固いし、地中深く根を張ります。美味しくは、ないです。
九州各地の会員の大先輩たちが育て続けてきてくださったからこそ、あっちがだめになってもこっちが、と繋いでくることができた、大切な、そして、ある視点からすれば神聖なお芋。
今年も切って、固くてまずいと無事によく出来たって安心するって、変な話なんだけれども。
今年新たに開墾した、木の根っこだらけの自然農の畑にも植えてみました。
この夏は本当に雨が本当に降らなくて、、、
開墾したばかりの土地だから、下手にいじらない方がいいかな?と米ぬかやもみ殻燻炭などの発酵堆肥を気持ちばかり入れてはみたものの、、、
葉っぱも小さいなぁ、、、
茎の長さがいつもの半分だなぁ。。。
芋はどうかな・・・・
むむむ・・・
サイズも数もカタチも、、、、なんかかわいいんだけど!!!(笑)
セクシーな形なのは、固い山土だったからですねきっと!
シモン芋は、めちゃくちゃ深く、とんでもないところに埋まってて、あちこち掘りまくって腰が・・・・・・・ヤラレタ!
とりあえず全体掘ってここまで。 残りはまた今度全体掘りなおしてみよう~宝探しだなこりゃ。
土用に土いじるなって、季節の変わり目で疲れが出やすくなるから無理すんなよって、先人達の愛ある言い伝えなのかも、、、、、!?
でも、あの雨降らない夏、木の根っことモグラだらけの畑でよく頑張ってくれたよ!ありがとう!!!
でっかいミミズとか、虫はたくさんいてくれてる畑なんだけどなぁ~
蝉のさなぎも、、、(そっと埋め戻したよ)
芋は固くて中は真っ白だよ。掘るときどうしても傷つきやすい~
べとべとした乳汁もでます。(これも薬効あるらしい)
ちょっと我が畑の結果がさみしかったので、薬草仲間の芋を分けてもらった。
デカ!!
(手前が分けてもらったサイズ・・・比べたらアカンかった。。。)
この方、有機栽培(無農薬です)で作られていて、毎年立派なのん育てるのです。
シモンはその植物体に含まれるビタミンやミネラルが非常に豊富なぶん、高麗人参みたいに3年は間をあけなさいってくらい土の成分を吸い取っちゃうのです。
サツマイモの仲間とはいえ、やはり土づくり、大事だなぁ。
ううううううううううううーーーーー!
私も牛糞がっつりブチ入れたい!!!!!
この冬、発酵雑草堆肥いっぱい入れて、もう少し自然農で土づくりがんばってみます!
実験だッ!
それでも、葉っぱも茎も芋も、新しく開墾した場所で無事収穫できてよかった!
ウェーーーーーーーーイ!!!
楊先生の論文にはシモン芋の、主に血液にかかわる多様な、重篤な症状に対しての作用があることや、その他にも様々な多くの作用が報告されているのは、シモン芋が人体に必要な微量栄養素をほぼ網羅し、多く含んでいるために、それぞれの人の、それぞれの不足分を補ってくれたためではないかと考察されているそうです。(原文読みたい!)
薬草会でもいろんな体験談があって、身体だけではなくて、心にも作用することがわかってきました。
ついつい、いざというときのためにっ!てストックしちゃうんだけど、私こそ地道にコツコツ飲んでいかないとだなぁ。。
種芋も大切に冬越しして、未来に繋いでいきたいと思います。
葉っぱも、茎も、芋も、加工を進めていきます~
長くなったので加工編はまた続きで♪
どうもありがとうございました☆
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