「いま、与えられていることに感謝する」

 

戦後間もない、日本が貧しかった頃のことです。

 

来日したその神父さんは、教会の子どもたちに何かのご褒美で

オレンジジュースをおごってあげました。

 

 

当時、ジュースはめったに飲めない貴重なものでした。

 

子どもたちはとても喜び、「ありがとう、ありがとう・・・」

と涙を流しながら飲んだそうです。

 

しかも、子どもたちは、1本のジュースを分け合って・・・。

 

それから数十年経って、日本は豊かになりました。

 

その同じ神父さんは、教会の子どもたちに何かのご褒美で

オレンジジュースをおごってあげました。

 

もちろん一人に1本ずつのジュースをです。

 

すると、子どもたちの何人かが文句を言いました。

 

「なあんだ、オレンジか。神父さん、グレープジュースないの?」

 

「あたし、コーラがいいなあ」

 

というお話です。

 

つまり、物質的に豊かでも、いま与えられているものに感謝できない人は、

幸せな気もちになれない。

 

逆に、

 

いま与えられているものに感謝できる人は、

物質的に貧しくても、幸せな気もちになれるのです。

 

  ~「心の糧」 中井俊已氏 より~

 

 

 

私たちは、天から「無条件に」いろいろな「恵みを」与えられています。

空気、光、1日24時間の時間・・また、日本にいれば、きれいな水も沢山あります・・これら何一つ、私たち人間は作り出すことができません。

そして今、住むところがあり、食事に困らず、自由もある・・また、目が見える、聞こえる、話すことができる・・

これらもまた、当たり前ではありませんよね。

今年も1年健康で、当たり前の生活が続けられるように、皆様の健康を守っていきたいと思っております。

今年もよろしくお願い致します。