花粉症の話 | やくろう   健康のこと、病気のこと、漢方のこと、

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 最近変だぞ、花粉症 その1.



花粉症、アレルギー性鼻炎の話。その1.


鼻孔は、曲がりくねった熱帯雨林のような空気の通り道です。
外の空気を、体温に近づけ、湿り気をもたせて、
呼吸が楽にできるように調整します。


鼻毛は、小刻みに揺れて、
間違って入り込んだ異物をひっかけます。


蚊のような大きな物が珍入すれば、
すぐさま、くしゃみで追い出します。


傷ついたり、小さい異物が入り込むと、
血管の網目が緩んで、

ねばい液が浸出、リンパ球など防衛軍も出動、

どろどろの再生工事現場を作って応戦します。


もっと小さい花粉のような物は、

粘つけてホコリと一緒に、
固めて鼻糞にして放り出します。


痰にして、吐いても、胃に流してもかまいません。

ほっときゃ良いんです。




放っておけない人は、くしゃみで警戒警報、
見回りの後、大した事ないと判断すると、

主だった防衛軍は引き上げて、
一部免疫部隊が残って、鼻水で洗い流します。


これは、涙と同じ、さらっとした分泌物です



“水に流す”の解決法です。



ところが、その季節、
花粉は止めどもなくやって来ますので。


スクランブル、警報解除、残務隊による過剰防衛、
の繰り返しが、続きます。


スギ花粉が飛ぶのは、
お昼をはさんで、2,3時間なのですが、


暖かい日は、山側の上昇気流に舞い上げられ、
都会の塵と一緒に降りてくるまで、
距離と風速に応じて、
花粉症の時間がずれます。



つづく、、、