政治について見るときは主に、愛国か、売国かが基準になると思っています。愛国を装った売国とかその辺りは情報が多々あり、真実の情報に到達しているかは、一般人には所詮分かりません。その情報をどう扱い、どう解釈するか、個々人の判断に依るしかないというふうに考えています。
そういう観点から見ると、歴史を尊重したいという思いもあるので、どうしても保守の言論にシンパシーを感じてしまいます。ただ、その中では、そういう言論ばかりではないと思いますが、札束で顔を引っ叩くDSよりも、ロシアの方が歴史も哲学もあると持ち上げる言論もあり違和感を持ちます。「プロパガンダ 」でも書きましたが、それはロシアのプロパガンダではないですかということです。テレビのプロパガンダは信用していませんが、それを割り引いたとしてもロシアが正しいとも思えないのです。
かつては日ソ不可侵条約破棄、武装解除に伴って北海道へ侵攻する野心を持ち、投降するはずだった日本軍に退けられた話、シベリア抑留の残酷さなどロシアは信用できない気持ちもあります。ソ連とロシアは別物という話もありますが、考えの根底にある理論的な土壌は変わらないのではないかと考えます。とりわけ、北海道への野心は未だにアイヌ民族と絡めて口にしています。
ウクライナもDSの巣窟かも知れませんが、平和的解決を放棄し、情報戦が上手く行かないからと、痺れを切らし、解決を武力行使に委ねた張本人はロシアです。ラブロフ外相やメドベージェフ前首相の言説もウクライナを下に見ている態度が見えます。クリミア半島の成功に味を占めた短絡的な行動と見えてしまいます。
資源、食糧を自給でき、しかも核を持ち、独自の思想を持つロシアが最後に勝つ的な話もありますが、どう結着するのでしょうか。
DSの洗脳も問題なのでしょうが、ロシアの言論に対する態度も日本に比べて抑圧的であるように感じ理想にできるとも思えません。
最近はそんなことを考えながら、主に保守的言論を中心にして、眺めています。