まず、清めというのか、4人の神官の静かな舞があった。右・大江山の酒呑
童子を退治する、渡辺の綱の人気ある演目。以前、かなりの神楽好きで、
熱心に見て歩いたのだが、今は、小休止、久しぶりに見た。
蜘蛛の化身の鬼と戦う、オドロオドロシイ仮面の妖怪は、人をガンジガラメ
にする蜘蛛の糸を吐く。キラキラ光る魔の糸と戦う場面は人気の見せ場だ。
難敵の3人の妖怪と戦うのは山岳信仰の山伏。背に背負う笈(笈・おい)には
経文が入っている。手には金剛杖を持ちジャリンジャリンと音がして、
魔を寄せ付けない。この飯南神楽は石見神楽の範疇に入る。
現代的に見せ場の多い、火や煙の演出をして、派手です。
さて、トリに登場するのは、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の演目。大蛇退治の
酒の樽を持っ爺・婆、稲田姫、隣には素戔嗚尊(スサノオノミコト)が登場。
8つの頭を持ち、姫を・1年に一人食べると言われている大蛇は口から火と煙
を吐き、暴れまわる。皆大喜び、この場面が一番観客・に特に子供に
アッピールする。当方伝統的な所作の神事の神楽を見慣れていたので、最初は
少し違和感があったでも、これはこれ。自由に演出をして、若い人・子供達に
受け入れられていること、大事ですね。
さて、最後、尊は大蛇に打ち勝ち退治する場面。渾身の力を振り絞って、
刀を振り下ろす。この大蛇の尻尾から出たのが3種の神器の一つとされている
(草薙剣・くさなぎのつるぎ)。
さて、最後、季節の花々を載せずばなるまい…左・スイカズラ。蔓性、
良い香りがする。右・浜茄子(原種バラ)もう全身に棘があり手では
切れないくらい…バラ色の一重の可憐な花を咲かせる。
この花も芳香がする。
左・一番遅く咲く椿(紀州司)あまり知られない品種。右・これも原種バラ。
多花性・白い一輪咲きの素朴な花。新種の豪華なバラから見ると
物足りない人もあるかも。でも、世には原種好きの人が多いです。
今回は投稿に失敗して、苦労しました。どないしたら、いいのか?
頭がはげそう・・・何とか、搭載出来てホッしてます。