大阪で行われたイベント、「沖縄・米兵による女性への性犯罪 朗読会(主催・2秒の目線)」がきっかけで、沖縄に米軍基地はいらないと主張する市民同士で分断が生じました。

 お互い、それぞれnoteやフェイスブックで主張をしているのですが、訴える内容があまりにも長いので(笑)、「2秒の視線問題」を当日のイベントに個人で参加した「第3者視点(個人な主観)」に基づいて端的にまとめてみました。

 

 尚、市民間での分断を助長したくないので、不特定多数に対して講演やパフォーマンスをしている人物のみ、個人名を掲載しています。

 

 

2025年12月

大阪の市民運動グループ「2秒の視線」が、森之宮で「沖縄・米兵による女性への性犯罪 第13版 朗読会」と題するイベントを開催すると発表。

イベントのプログラムとして、現役ストリッパーで沖縄の辺野古の平和活動へ何度も足を運んでいる牧瀬茜氏による、「平和への思いを表現する身体表現パフォーマンス」も実施するとあった。

※パフォーマンスは元々服を脱ぐものではない

 

このイベントに対して、チョウ類研究者の宮城秋乃氏らが異を唱える。

 

 沖縄における、米兵による性暴力被害というセンシティブな問題に対して、性暴力の描写を不特定多数の参加者が読み上げる朗読や、性的娯楽を生業とするストリッパーが身体表現パフォーマンスをすることは、被害当事者にトラウマやフラッシュバックを引き起こす可能性がある。

 

 また、不特定多数が参加可能によるイベントがきっかけで、性暴力問題を性的消費へ繋げる人が出てくる懸念性がある。

 

 決して、ストリッパーが市民運動に参加することを排除しているわけではない。

 我々が求めているのは、イベントで起こりうる場の安全性への配慮である。

 ※複数人の投稿から私が加工要約しました

 

 

この辺りから、フェイスブック上でイベントに関する投稿のコメント欄が荒れ始める。

 

2026年1月

イベントに関わっていた、村上薫氏(風俗で働きながら労働組合活動やセックスワークに関する講演活動をしているアクティビスト)が、自身のフェイスブックにイベントを批判する人に向けて投稿する。

 

 イベントは性的なものではない。

 長年「なかったこと」にされてきた米兵による性暴力の被害の声に向き合い、その構造を理解し、二度と繰り返させないための朗読と対話の場である。

 

 イベントを批判する人は、様々な理由を付けてストリッパーである牧瀬茜さんと、彼女のパフォーマンスはイベントにふさわしくないとしているが、それはセックスワーカーを社会運動から排除するために、以前からある常套手段である。

 牧瀬さんは長年沖縄に出向いて平和活動をされてきたのに、ストリッパーであることばかり強調している。

 

 したがって、それはストリッパーへの職業差別である。

 ※複数の投稿から私が加工要約しました

 

 

1月4日 イベント開催日

会場にも抗議の声が届く中、イベントを開催(参加人数は約30人で男女比約3:7)。

牧瀬茜氏も「身体表現パフォーマンス」を決行する。

 

牧瀬茜氏の「身体表現パフォーマンス」は、ビクトル・ハラの「平和に生きる権利」の歌詞をアレンジしたものを、歌唱と振り付けをしたもの。

最後に参加者全員で合唱した。

イベント会場の店内は限られたスペースなので、牧瀬氏の振り付けは控え目だった。

 

 

※「平和に生きる権利」の参考動画です。イベントとは一切関係ありません

 

 

イベント開催後も、「ストリッパーが市民運動に関わることを排除する職業差別」「職業差別はしていない。性暴力被害者に対する配慮を求めた沖縄の声を無視した沖縄差別」の論調が、それぞれの個人や団体のフェイスブック上の投稿やコメント欄でぶつかり合い、罵詈雑言や人格攻撃、個人情報のさらけ出しまで激化し、現在まで収まる気配がないまま続いている。

 

 

イベントに参加していないミュージシャンの砂布均(すなふ・ひとし)氏も、ストリッパー差別に反対する立場として、積極的にフェイスブック上で発信していくようになる。

 

イベントに抗議の声をあげていた沖縄在住の女性が、自身のフェイスブックでPTSDを発症したと投稿する。

 

イベント主催者の「2秒の視線」が、公式フェイスブックページでイベント開催をするべきでなかったと謝罪、抗議の声をあげる人に職業差別はなかったとの見解を発表する。

 

イベントに参加していた村上薫氏、趙博氏(バギやん)、参加はしてないが職業差別と主張する砂布均氏が登壇や出演するイベント会場に、「沖縄差別をする者を出すなの抗議の声」が寄せられるようになる。

 

長谷川宏・専修大学大学教授などが共同代表で構成された「職業差別を許さない市民の会」が、noteで、「市民運動を分断する職業差別を許さない 」の声明を発表する。

 

2月

noteにて、「red」アカウントによる、イベントに対する問題点や論点整理など、「沖縄側の被害当事者からの主張」を載せた論考記事が開設され、以降頻繁に更新される。

 

牧瀬茜氏が自身のフェイスブック上で、自身に対する度重なる批判に対して傷心した旨を投稿、その後フェイスブックアカウントを閉鎖する。

 

3月

沖縄にある映画館「シアタードーナツ」で上演を予定していた、趙博氏主演の映画「だぁほ!!」に対して、沖縄差別をした者の映画を上映するなの声が届く。

それを受けて、シアタードーナツ支配人と映画を監督した大須賀博氏の連名で、趙博氏の一連の言動を沖縄差別と認定した声明を発表、上映が無期延期される。

 

4月

「職業差別を許さない市民の会」が、noteで二度目の声明を発表する。

 

砂布均氏が出演する「辺野古新基地反対コンサートin名古屋」に対して、公式フェイスブックページに「沖縄差別する者を出演させるな」のコメントが殺到して、コンサートのタイトルから辺野古の文字が消え、出演者も大幅に減少した上で開催される。

その後、主催者はフェイスブックページを閉鎖した。

 

5月

イベント開催後から牧瀬茜氏に対する擁護と、抗議の声にケンカ腰の応答をして来た趙博氏がイベントに職業差別はなかったと主張、これまでの一連の言動を撤回して謝罪、活動の自粛を発表した後、自身のフェイスブックのアカウントを閉鎖。