メリーさん 再び








4月中旬頃。





『なーーんか忘れてんなぁ………』



春は、とにかく忙しい。


特に4月は色んなライフイベントがある。

引っ越しや就職する人もいれば、
進学、転勤、転職する人など様々だろう。


かく言うワタシも

植え替えやら植え替えやら、植え替えに植え替えなど、
物凄く多忙な毎日を送っていた。

…あぁ植え替えもやったっけな。



え? ライフイベント……?








…何だっけそれチューリップ赤チューリップ黄ちょうちょキラキラ





まぁそんな中、

奥歯にモノが詰まって取り出せないような、
何か思い出せそうで思い出せないモヤモヤを
抱えながら過ごしていた。



ある日、


Woltで注文したマックの
ダブルチーズバーガーセットが届いた時のこと。




『あ…………』







忘 れ て た





そう、

カラジウムのメリーさんを叩き起す作業である。

4月上旬頃に始める予定が、いんどあの小さな脳みそから
そのことがすっかり消え去っていたのだ。

いや〜〜〜、ゴメンゴメンお願い




鉢に植え付けて放置でもいいんだが、
それだと芽が出るのが遅くなって、あまり球根が
育たないのである。



…と、いうわけで作業開始。




袋から球根を取り出す。

おーい、生きてるかー?


とりあえず腐ってはいない。


カラジウムはまず最初に花芽を伸ばす。
花芽がある内は新葉が出ないらしい。

そして花はあまり美しくないので園芸農家さんは
土に植える前に『芽掻き』をして花芽を
カッター等で抉り取る。

そして数日乾かした後に植え付けるそうなのだ。


数個合体している球根の、大体真ん中らへんの
2、3個に花芽があるそうだが………



球根、2個しか無いんですが………。
どっちが花芽なん……。



……って思ったけど、2個しかないなら
まず花は咲かないだろ〜ニヤニヤ


ワタシがカラジウムなら、まず株の充実化を図るだろう
きっとこの子だってそうするハズだ。うん。



透明カップにバーミキュライトを入れ、
水を入れて湿らせる。



埋め込む。



土を被せて、保温のためフタをする。
※土が盛り上がってきたら発芽の合図なので
フタをしないで管理。


カラジウムの発芽適温は25℃〜30℃。

この時期にしては中々ハードルが高いが
近年の地球温暖化が発芽を助けるだろう。

不本意だけど。


透明なビニール袋にカップを入れ、
口を縛って密封。


日が当たる窓辺や、暖かい場所に置いて管理。


おっ、生きてた!


土が乾いてきたら水をやりながら見守っていく。
どうやら花芽ではなさそうだ。



葉っぱ生えてきた。

ここまできたら、鉢に植え替える。


鉢に植え替えられたメリーさん。



葉っぱや茎が折れないよう、支柱を立てて袋詰め。
あとは夏になるまでこのまま管理。
外管理にする予定なので、時々外に出してやらねば。



とりあえず、何事もなく無事に起きて良かった。





カラジウムのメリーさん




おはようございまーす晴れ