こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

先ずは、簡単に復習

※その1ですが、

複製せずに、上書き編集したため、

前回の記事はなくなってしまいました。

 

赤ちゃんのスキントラブルは

アトピー性皮膚炎を引き起こす要因になりかねないので、

入浴の仕方と、入浴後のスキンケアは非常に重要です。

 

 

今回は、入浴の仕方についてです。

 

1ヶ月まではベビーバスで。

使う洗剤は

ベビー用の固形石鹸でも

ベビー用のボディソープでも可

ただし、固形石鹸は泡立て器でよく泡立てて使用すること。

①湯温は38〜39度

②お湯につけるのは3分程度

③4ヶ月までの赤ちゃんは

母からもらった過剰なホルモンの影響で、

皮脂が非常に多い(顔と頭皮)

頭皮は必ず

「泡立ててよく洗うこと」

 

頭皮の乳児脂漏性湿疹

上記の写真のようになった場合は、

入浴前の20〜30分前に

ワセリン、オリーブオイル、ベビーオイル

などを塗って柔らかくしておくと、

少し落ちやすくなります。

4〜5ヶ月ごろには落ち着く事がほとんどです。

 

④耳もスキントラブルの比較的多い場所です

耳も泡立てて、指の腹で綺麗に洗う。

耳の内側、耳の裏(外側)もきちんと泡立てる

洗い流すのは、顔にかけたシャワーの

耳に流れてくるお湯で、

指の腹を使い洗い流して下さい

 

赤ちゃんは、ママのお腹の中にいた時は、

羊水に浸かっていたので、水が耳にかかっても、

多少入ってきても全然ヘイチャラです。

 

首のしわ、

はよく洗わないと、

 

グチュグチュと湿っていてくさい

赤くただれる

黄色い脂が浮いてくる

湿疹ができる

汚い汚れがたまっている

などのスキントラブルがよく起きます。

 

今回の本題です。

⑤赤ちゃんのスキントラブルが最も多いのは

首です!

 

しかも、よくわかっていない小児科や皮膚科は

すぐに抗真菌薬の外用や、ステロイド外用を出しますが、

そんな薬に頼らなくても大丈夫です。

 

よく泡立てて洗って、良く乾かす

だけでトラブルはほぼ起きません。

 

首は肉と肉が密着しています。

首のシワを伸ばして泡立てて洗い、

首のシワを伸ばして良く洗い流して、

首のシワを伸ばして良く水分を拭き取る

 

これだけです。

1番大事な所は、

シワを伸ばして良く水分を拭き取ることです。

 

要check!

首のシワを伸ばすと、汚れが溜まってくさい

首をシワを伸ばすと、ジュクジュクしてあかい

首のシワを伸ばすと、赤くただれている

なんて事に良くなっています。

新米ママさんに多いですね。

 

ただれ」や「ジュクジュク」

が起きてしまった、場合も乾かせばほとんどが治ります。

亜鉛華単軟膏、ベビーパウダー、シッカロール

これらを首のシワに1日数回塗るだけで、

ステロイド外用や、カビを殺す抗真菌薬など

ほぼ、不要です。

 

亜鉛華単軟膏、ベビーパウダー、シッカロール

は、乾燥させる薬ですので、

首のシワ、腋の下、

おむつかぶれ

くらいにしか使わないようにしましょう。

その他の部分は、

保湿した方が良いです。

 

 

⑥次は脇の下です。

首のシワと同様に、

肉と肉が密着する脇の下は

トラブルが起こります。

 

脇のシワを伸ばして泡立てて洗い、

脇のシワを伸ばして良く洗い流して、

脇のシワを伸ばして良く水分を拭き取る

 

首と同じですね♪

 

⑦顔も皮脂が多い場所です。

乳児脂漏性湿疹が起こりやすく、

あわ立ててよく洗いましょう。

赤ちゃんの皮膚は、デリケートですので、

お母さんが自分の顔を洗顔するように

優しくあわ立ててガーゼを使わずに指の腹で

洗うのが良いです。

 

⑧体幹、四肢は特に注意点はありません。

泡立ててよく洗うことです。

 

たまに、ムチムチで、

太ももなどに、肉との肉が密着し

シワができている場合があります。

そう言った場合は、シワを伸ばして洗って、

シワを伸ばして、水分を拭き取りましょう。

 

⑨お股は、スキントラブルが多い箇所です。

なぜ、スキントラブルが起きやすいかといえば、

「湿っぽい場所」

「刺激にさらされやすい場所」

であるから荒れてきます。

 

あわ立てて、よく洗い、

水気をしっかり拭き取ることで

スキントラブルがグッと減ります。

シワが多いので、

シワを伸ばして洗う。

シワを伸ばして水気を拭き取る事を

忘れないでください。

 

便の回数が多い場合

繰り返し、ゴシゴシ拭き取ると

おむつかぶれが起きやすくなります。

優しく拭く、アルコールなど入ったものを使わない

ひどい時はお尻をシャワーで流して、

やさしくポンポンと水気を拭き取る。

と良いです。

 

とにかく、ゴシゴシ拭き取りしすぎると荒れます。

 

また、便の刺激でも荒れます。

保育園などで、こまめにおむつを変えてもらえずに

いると、荒れやすくなります。

 

ついでに、

赤ちゃん♂は包茎です。

包皮を剥いて洗うと、

傷がつき亀頭包皮炎になったり、

嵌頓包茎になり、手術が必要になることもあります。

包皮を剥いて洗うのはやめましょう。

 

※泌尿器科では、包茎の児に剥いて洗うように指示したり、

ステロイド外用塗布を指示する場合がありますが、

救急外来で小児科を当番していた私の立場から

すれば、

そういった指導で亀頭包皮炎になったり、

嵌頓包茎になり、整復が困難だった症例などを

みると、

きちんと、指導した医師が責任を持ってみて欲しいと

何度も何度も思っています。

 

そう言った指導された場合は、

その泌尿器科医や、小児科医に

もしもの時に

どうすれば良いかをよく聞いておいて欲しいです。

 

たいがい、

救急外来にくる母親は

こんなことになるなんて、聞いてなかったガーン

と言いますねムキー