三浦しをん「墨のゆらめき」 | 遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

就職1年目の長男と大学1年の次男,2人の息子をもつ父の日記です。

 今朝は,8時で30℃。
 もう,外に出るのはやめました。


 昨日,宅配で届いた三浦しをんの「墨のゆらめき」


 いろいろな書評で取り上げられていて,読みたくなるような気にさせられていました。
 三浦しをんにはいくつも代表作があるのですが,私は全部読み切ったのが「神去なあなあ日常」だけです。
 箱根駅伝出場を目指す大学生を描いた「風が強く吹いている」は,100ページほど読んで,そのまま放置です。
 どうも,文体が合わないみたいです。
 私は,どちらかというと硬い文体が好きです。

 しかし,あの酒井順子さんも絶賛しているので,「墨のゆらめき」は読まねばなるまいと思っていました。
 冒頭は下高井戸駅から東急世田谷線(玉電)に沿って,三軒茶屋方面に歩いていく場面の描写です。
 この部分の魅力を取り上げていた,書評家もいました。

 下高井戸と言えば,日大通り。
 長男と文理学部の見学のとき通りました。
 そして,東急世田谷線(玉電)。
 路面電車の名残をとどめている路線です。
 私も,ちょっとだけ鉄道に興味があるので乗ったことがあります。

 主人公が目的地(書道家の家)に向かって,玉電沿いを歩くのですが,途中五叉路にでます。
 一番狭い通りの先にその家があるという設定になっています。
 私も,歩いてみたくなりました。


 まだ,50ページしか読んでいないので,「書」の魅力を感じさせるところまで進んでいませんが,一気に読み通せそうです。
 しかし,やはり,文体が気になる…。
 特に会話文が…。