今春大学に合格した人の合格体験記が,ちらほら,目につくようになりました。
めでたく,第1志望の大学に合格したんでしょうね。
滑り止め校に合格しましたという人の体験記は,あまり見たことがありません。でも,そのほうが参考になるかもしれませんけど…。
大学入試に限ると,第1志望の大学に合格する人のほうが少ないはずです。
倍率が2倍を超えると,不合格者のほうが多くなりますから。
「不合格体験記のほうが有益では?」というタイトルにしましたが,書きたかった内容はちょっと違うかもしれません。
不合格になった理由は大いに参考になると思うのですが,
「第1志望以外の大学で,こういう勉強をしています,こういう生活をしています」とか,
「不合格から自分はどのようにして立ち直ったか」とか,
そういう内容が有益ではないか? ということを書こうと思ったんです。
みなさんもご存じの方が多いと思いますが,人気ブログの「二浪日記」,私も読んでいます。
受験にかかわって,いろいろな悩みとか苦労とか,考えさせられることが多いです。
それだけ,受験というものが,人生に与える影響の大きさを感じます。
私がフォローさせていただいている方で,第1志望以外の高校や大学で学んでいる方がいらっしゃいます。
次男と同年代の高校生の方が,「英検受けてきました」,「オープンキャンパスに行ってきました」などというのを見ると,気持ちを前に向けていることが伝わってきて,嬉しくなります。
また,不合格だったときにはものすごいショックだったけど,今は大学生活が楽しい,充実している,そんなブログを見ると,素敵だなぁと思います。
進路変更や,浪人という選択をした方の思いというものも,とても参考になります。
私の大学受験は,第1,第3志望が不合格。第2,第4志望が合格でした。
仮面浪人も考えましたが,結局断念しました。
断念したとき思ったのは,「与えられたところで頑張る」
このことが,就職してから,すごく役立ちました。
次男の高校は,公立校や他の私立校の併願校です。
ですから,入学生のほとんどは第2志望以下です。
次男のように一般入試で,第1志望の生徒は,非常に少ないと思います。
それでも,学校の雰囲気は良いので,不合格をあとあとまで引きずらない生徒が多いのだろうと思います。
受験直後の感想もいいですが,入学してからどう過ごしているかとか,受験が自分に与えた影響とか,卒業して数年してから振り返ったものとか,そういう体験談も受験生にとって有益ではないかと,ふと思いました。