夫にプロポーズされたのは

母が他界して少し経ってからでした。

 

15年近く介護していた難病の母を亡くして

当時の私は抜け殻のようになっていました。

 

寝たきりの母の介護は終わりが見えなくて

あんなに大変だったのに

それに終わりを告げた生活に

少しも喜びを感じずに

母への後悔に苛まれながら

自分を責めて毎日のように泣いていました。

 

そんな私のことをずっとそばにいて

支えてくれた夫からのプロポーズは

本当だったら嬉しくて舞い上がるほどなのに

当時の私は他人事のように冷静だったのです。

 

母が亡くなって1ヵ月後に

初めて夫のお母さんとお会いして3人で食事をしました。

 

食事中に夫が席を外すと

義母は私に話してくれました。

 

「やすべさんと出会ってから息子は変わりました。

とっても穏やかで優しくなったんですよ。

やすべさんのお陰です。ありがとうございます。

最近は、お母さまを亡くしたやすべさんに

どうしてあげたら良いのか悩んでいるみたいです。

いつもやすべさんのことばかり考えているんですよ」

 

母を亡くして孤独だとばかり思っていましたが

私にはこんなに愛情深い夫と

優しい義母という家族が増えるのです。

義母の言葉を聞いて目が覚めたような気がしました。

 

義母との食事会が終わった夜に

夫はホッとしたのかこんなことを言いました。

 

「俺、嬉しくて眠れないんだよ。

やすべちゃんと結婚すると思うとさ」

 

私は心の中で夫に謝りました。

 

ごめんね。

自分のことしか考えられなくて

あなたはこんなにも

私のことを思ってくれているのに。

 

こうして、私の結婚生活は

優しく穏やかな毎日に包まれて始まったのです。

 

 

 

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