今日の日経平均株価
*個人の意見も含まれます。
*ここで紹介している銘柄は推奨しているものではありません。
*あくまで、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
今日の日経平均株価 38,487.90 前日比+433.77
現在の日経平均株価 先物 日経先物 CME
今日の為替 ドル円(15:00時点)156.799 前日比+0.052(円安傾向)
現在の為替 ドル円 為替 ドル円
前日の米国市場
概要
30日の米国株式市場は続落。
ダウ平均は330.06ドル安(-0.86%)の38111.48ドル。
ナスダックは183.50ポイント安(-1.08%)の16737.08。
S&P500は31.47ポイント安(-0.60%)の5235.48で取引を終了した。
要因
セールスフォースの弱い決算を嫌気した売りが重しとなり、寄り付き後、下落。NY連銀のダドリー前総裁の見解を受け、一部で追加利上げを警戒した売りも強まり続落した。1-3月期国内総生産(GDP)が予想通り下方修正されたほか、個人消費も弱く、さらに31日に発表を控えるPCE価格指数を警戒した売りに、相場は終日軟調に推移。一方、ウィリアムズNY連銀総裁が講演で、利上げが自分の基本シナリオではないと指摘すると、売りが後退し相場は下げ止まった。
今日の日経平均株価 市況
概要
大引けの日経平均は前日比433.77円高(+1.14%)の38487.90円となった。
東証プライム市場の売買高は29億8398万株、売買代金は7兆7612億円。
全業種が上昇したなか、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、石油・石炭製品、不動産業、鉄鋼の上げが目立った。
東証プライム市場の値上がり銘柄は91%、対して値下がり銘柄は7%となっている。
要因
31日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発し、終値は前日比433円77銭(1.14%)高の3万8487円90銭だった。
米国株は下落したものの、セールスフォースによる影響が大きいことは既に織り込まれていたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。
前日までの3日続落で800円あまり下落していたため、自律反発を見込んだ買いも優勢だった。
朝方、「政府が公務員年金など100兆円規模の公的マネーを積極運用に回す」と報じられたことも買い材料視された。
前日の米長期金利の低下で金利上昇への過度な警戒感がいったん後退するなか、これまで売り持ち高を積み上げていた海外短期筋などが週末を前に株価指数先物への買い戻しを膨らませ、後場は一段高となった。
東証プライム市場の売買代金は7兆7612億円と、2022年4月のプライム移行後で最高となった。
31日の国内債券市場で新発10年物国債の利回りは1%台で高止まりしたが、このところ急速な金利上昇が株安を促す場面が多かったため、金利上昇がひとまず一服したとの見方が株の見直し買いにつながった。
足元で節目の3万8000円が下値支持となっていることも自律反発の機運を高めた。ただ、前日の米株式相場が下落するなど特段の買い材料は乏しかったため、午前の日経平均は上値の重い場面も目立った。
大引けで米MSCIの株価指数「グローバルスタンダード指数」の構成銘柄の定期入れ替えに伴う売買が発生した。
指数連動型の投資家による除外銘柄への売りで、市場全体では2000億円程度の資金流出が見込まれていた。ただ、機械的な売りが出ることを見越して先回り買いを入れていた海外投機筋なども多かったとみられる。
需給面では5月のMSCIの定期見直しが1年で最大のイベントと市場で認識されていることもあって思惑的な売買が膨らみ、大引け間際の1分間で4兆円弱の売買が成立した。
5月の日経平均は月間で0.21%上昇した。小幅ながら2カ月ぶりに上昇した。
本日のポイント
1.日経平均は433円高と4日ぶり反発、値頃感からの買い流入
2.前日まで日経平均は800円超の下落で自律反発狙いの動きも
3.金利上昇を意識し銀行・証券など金融株に買いが流入する
4.三菱UFJや三井住友FG、野村、大和などが値を上げる
5.レーザーテクや東エレク、TOWAなどの半導体関連株は軟調
日経平均採用銘柄値上がり値下がり銘柄
値上がり銘柄
金利上昇一服を受けて、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>、東京建物<8804>など不動産株が買われたほか、大和証G<8601>、野村ホールディングス<8604>、りそなホールディングス<8308>、三井住友FG<8316>など金融株も上昇。このほか、住友ファーマ<4506>、東京電力HD<9501>、ヤマトホールディングス<9064>、IHI<7013>、京成電鉄<9009>も買われた。
値下がり銘柄
米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続落となったことから、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>と半導体株の一角が売られた。また、オムロン<6645>、荏原製作所<6361>、ファナック<6954>、日本郵船<9101>もさえない。
今日の値上がり値下がりセクター
値上がりセクター
1位 証券商品先物 2位 電気 ガス業 3位 石油石炭製品 4位 不動産業 5位 鉄鋼
値下がりセクター
なし
注目セクター
4位 不動産業
要因
⒈ 31日の国内債券市場で新発10年物国債の利回りは1%台で高止まりしたが、このところ急速な金利上昇が株安を促す場面が多かったため、金利上昇がひとまず一服したとの見方が株の見直し買いにつながった。