今日の日経平均株価
今日の日経平均株価 38,202.37 前日比-632.73
現在の日経平均株価 先物 日経先物 CME
今日の為替 ドル円(15:00時点)155.136 前日比+0.516(円安傾向)
現在の為替 ドル円 為替 ドル円
前日の米国市場 2024年5月7日
概要
7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は31.99ドル高(+0.08%)の38884.26ドル
ナスダックは16.70ポイント安(-0.10%)の16332.55
S&P500は6.96ポイント高(+0.13%)の5187.70で取引を終了した。
要因
利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、小幅上昇。
長期金利の低下や企業決算への期待で堅調に推移していたが、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁がインフレ抑制において政策金利が十分に景気抑制的でない可能性に言及し、利上げも除外しない姿勢を示したため利上げへの懸念が再燃し、終盤にかけて失速。
ハイテクは下落に転じまちまちで終了した。
今日の日経平均株価 市況
概要
大引けの日経平均は前日比632.73円安(-1.63%)の38202.37円となった。
東証プライム市場の売買高は16億9499万株、売買代金は4兆6972億円。
業種別では、その他製品、ガラス・土石製品、保険業、卸売業、電気機器などが下落した一方、海運業、パルプ・紙の2セクターのみ上昇した。
東証プライム市場の値上がり銘柄は28%、対して値下がり銘柄は68%となっている。
要因
米国株は高安まちまちだったが、8日の東京株式相場は反落。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比0.74%下落したことや、人工知能(AI)向け半導体を手掛けるエヌビディア株の下落を受けて電機や精密機器が売られ、東京株式市場は売り優勢で取引を開始。
東京エレクトロン<8035>が前日比プラスからマイナス圏に突入したほか、アドバンテスト<6857>、信越化学<4063>が寄付きから下げ幅を広げたことで、日経平均もじりじりと下げ幅を広げる展開となった。
後場、決算を発表した伊藤忠<8001>、三菱重工<7011>、AGC<5201>が売り優勢となったほか、トヨタ自<7203>も乱高下の末、下落するなど決算発表銘柄のさえない動きもネガティブ視された。
来週の米消費者物価指数(CPI)発表までは相場の方向感が出にくく、前日に上昇した反動で下げている見方もある。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約93円押し下げた。
同2位は東エレク<8035>となり、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、テルモ<4543>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>
などがつづいた。
値上がり寄与トップは横河電<6841>となり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。
同2位はOLC<4661>となり、郵船<9101>、アルプスアル<6770>、川崎船<9107>、エーザイ<4523>、日本精工<6471>などがつづ
いた。
今日の値上がり値下がりセクター
値上がりセクター
1位 海運業 2位 パルプ 紙
値下がりセクター
1位 その他製品 2位 ガラス土石製品 3位 保険業 4位 卸売業 5位電気機器
要因
1位 海運業
⒈ 5月8日昼(12:00)に発表された日本郵船 <9101> [東証P] の決算が好感されたことで、前日に決算を発表していた川崎汽船 <9107>
[東証P]も共に上昇、セクターに安心感が広がり、セクター内の多くの銘柄が買われた。
⒉ 日本銀行の植田和男総裁が円安のこれまでの物価への影響について控えめな見解を示したことをきっかけに、円が一段安となったこと。
以上がセクターの指数を押し上げた。
2位 ガラス土石製品
⒈ 5月8日後場(13:00)に発表されたAGC <5201> [東証P]の決算が嫌気されたことでセクターに不安感が広がり、セクター内の多くの
銘柄が売られた。
以上がセクターの指数を押し下げた。
4位 卸売業
⒈ 5月2日に決算発表した<8058>三菱商事が引き続き売られていることや、5月8日後場(13:00)に発表された伊藤忠商事 <8001> [東証P]
の決算が嫌気されたことで、セクター内の多くの銘柄に売りが広がった。
以上がセクターの指数を押し下げた。
5位 電気機器
⒈ 米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比0.74%下落したことなど、ハイテク株が軟調に推移したことが嫌気さ
れた。
⒉ 決算リスクから売りが広がった。
以上がセクターの指数を押し下げた。
今日の注目銘柄
<9107> 川崎汽船 海運業
現在値2,194.5円 前日比+29.5(+1.36%)
要因
川崎船<9107>は続伸。
前日に24年3月期の決算を発表、経常利益は1358億円で前期比80.3%減となり、従来会社計画線上での着地に。
25年3月期は1350億円で同0.6%減の見通しとしており、年間配当金は従来想定していた83.33円に対して85円にするとしている。
立会外取引による上限1000億円の自社株買い実施も発表。なお、中計の経常利益目標値を上方修正し、期間中の追加の株主還元実施なども発表している。
今日の注目ニュース
トヨタの営業益予想4兆3000億円、予想下回る-1兆円自社株買い
トヨタ自動車は8日、今期(2025年3月期)営業利益は前期比20%減の4兆3000億円を見込むと発表した。
ブルームバーグが事前に集計したアナリスト20人の予想平均値(5兆3424億円)を大きく下回る。トヨタはグループ会社の不正などを受けて足場固めに注力しており、減益なら2期ぶりとなる。
同社はまた、発行済み株式総数の3.04%、1兆円を上限に自己株式を取得すると発表した。取得期間は9日から25年4月30日まで。
自社株買いについては株価水準などを踏まえ、機動的に実施していき、今後、必要に応じて同社株式の売却要請に応えるために活用していくとしている。また、9日付で保有する自己株5億2000万株を消却することも発表した。
今期の見通しについて、ステークホルダーとともに持続的に成長するため、モビリティーカンパニーへの変革に向けた投資を加速するとの考えを表明。仕入れ先や販売店を含めて人的資本への投資で3800億円、電気自動車やソフトウエア、人工知能など成長領域への投資が3200億円の減益要因になり、通期で減益見通しになるとしている。
この記事の全文 トヨタの営業益予想4兆3000億円、予想下回る-1兆円自社株買い
今日の注目IR 決算
三菱重、今期最終は4%増で2期連続最高益、前期配当を40円増額・今期は実質増配
三菱重工業 <7011> [東証P] が5月8日後場(13:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終利益は前の期比70.2%増の2220億円に拡大し、従来予想の1900億円を上回って着地。25年3月期も前期比3.6%増の2300億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。
同時に、前期の年間配当を160円→200円(前の期は130円)に増額し、今期は22円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は10.0%増配とする方針とした。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終利益は前年同期比31.2%増の839億円に拡大した。
この記事の全文 三菱重、今期最終は4%増で2期連続最高益、前期配当を40円増額・今期は実質増配
明日の注目決算 2024年5月9日(木)
5月9日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■取引時間中の発表
◆本決算
<3407> 旭化成 [東P]
★<7012> 川重 [東P]
など44社
◆第1四半期決算
<3105> 日清紡HD [東P]
など5社
■引け後発表
◆本決算
<2802> 味の素 [東P]
★<4502> 武田 [東P]
<4536> 参天薬 [東P]
★<4901> 富士フイルム [東P]
★<5401> 日本製鉄 [東P]
★<5406> 神戸鋼 [東P]
<5713> 住友鉱 [東P]
★<6367> ダイキン [東P]
★<6752> パナHD [東P]
★<7201> 日産自 [東P]
★<7735> スクリン [東P]
<9404> 日テレHD [東P]
★<9434> SB [東P]
<9513> Jパワー [東P]
<9613> NTTデータ [東P]
<9697> カプコン [東P]
<9766> コナミG [東P]
など145社
◆第1四半期決算
<2503> キリンHD [東P]
★<2914> JT [東P]
★<3436> SUMCO [東P]
<4452> 花王 [東P]
など25社
◆第2四半期決算
<6965> ホトニクス [東P]
など15社
◆第3四半期決算
★<4385> メルカリ [東P]
など12社
■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
◆本決算
<2371> カカクコム [東P] (前回11:40)
<5021> コスモHD [東P] (前回16:00)
など11社
◆第1四半期決算
<3673> ブロドリーフ [東P] (前回15:00)
◆第2四半期決算
<7386> Jワランティ [東G] (前回15:00)
など5社
合計263社
この記事の全文 明日の決算発表予定 日産自、日本製鉄など263社 (5月8日)
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