今日の注目ニュース(1)
米国市況 円は対ドル153円台に上昇、アップルは決算発表後に上昇
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を受けて米国債利回りが低下し、株価は上昇する中、ドルは下落。ドル指数は今年に入って最大の下げを記録した。
日本銀行の黒田東彦前総裁は2日、円相場の下落は「一時的なものに過ぎない」との見方を示し、円安は日本の多国籍企業の利益を押し上げるのに寄与してきたとの見解を示した。
ニューヨークのジャパンソサエティーで開催されたビジネス・政策フォーラムでの質疑応答で黒田氏は「もし円安が一時的なものであるならば、異なる意見もあるだろうが私自身はそう考えており、その場合、現在の日本の株価は一時的な円安によって多少膨らんでいる」と述べた。
この記事の全文 【米国市況】円は対ドル153円台に上昇、アップルは決算発表後に上昇
今日の注目ニュース(2)
ソニーとアポロがパラマウントに買収案提示、260億ドル-関係者
ソニー・グループと米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは、米映画・テレビ大手パラマウント・グローバルに260億ドル(約4兆円)規模の買収案を提示した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。パラマウントは、テレビネットワークのCBSやMTVを傘下に持つ。
関係者らによれば、アポロとソニーによる買収案は拘束力のない関心表明とされている。関係者らは、予備的な提案に関する話だとして匿名を条件に語った。パラマウントの株式を全額現金で取得するほか、債務も引き継ぐという。
この記事の全文 ソニーとアポロがパラマウントに買収案提示、260億ドル-関係者
今日の注目ニュース(3)
岸田首相、生成AIの国際枠組み創設を表明-49カ国・地域が参加
岸田文雄首相は生成AI(人工知能)に関する国際的な枠組みの創設を表明した。経済協力開発機構(OECD)加盟国を中心に49カ国・地域が参加する。各国が生成AIのリスクに対処するための国際指針や行動規範の実践に取り組み、安心して利用できるよう協力を進める。
首相官邸が2日、OECD閣僚理事会の生成AIに関するサイドイベントにおける総理スピーチを公表した。枠組みの名称は「広島AIプロセス・フレンズグループ」。日本が昨年の主要7カ国(G7)議長国としてまとめた生成AIに関する包括的な国際合意「広島AIプロセス」への賛同国で構成する。
この記事の全文 岸田首相、生成AIの国際枠組み創設を表明-49カ国・地域が参加
今日の注目ニュース(4)
USスチール、日本製鉄による買収完了時期の見通しを先送り
USスチールは、日本製鉄による141億ドル(約2兆1620億円)の買収完了時期の見通しを7-12月(下期)に先送りした。
USスチールが2日発表した四半期決算発表資料で明らかになった。従来は4-6月(第2四半期)か7ー9月(第3四半期)に完了するとの見通しを示していた。
USスチールは、先月に株主が買収を承認した後、同社が取引の完了に向けて引き続き前進していると指摘。その上で、両社が米国の反トラスト法(独占禁止法)審査に関連し、司法省からの追加情報要請への対応に取り組んでいると説明した。
この記事の全文 USスチール、日本製鉄による買収完了時期の見通しを先送り
今日の注目ニュース(5)
アップル株上昇、増収見通し好感-記録的な自社株買い発表
米アップルが2日発表した1-3月(第2四半期)決算は、売上高が懸念されていたほど落ち込まなかったほか、4-6月(第3四半期)は増収に戻るとの見通しが示された。同社の株価は決算発表後の時間外取引で上昇した。
1-3月期の売上高は4.3%減の908億ドル(約14兆円)と、アナリスト予想の903億ドルを上回った。また、アップルは米史上最大規模となる自社株買いも発表。取締役会は自社株買い枠を1100億ドル拡大する計画を承認した。
1株利益は1.53ドルで、こちらも市場予想の1.50ドルを上回った。配当については4%引き上げ1株当たり25セントとした。
この記事の全文 アップル株上昇、増収見通し好感-記録的な自社株買い発表
今日のおすすめ書籍