あるコンサルタントの方のブログから引用ですが
なるほどーって思う話だったので、ブログにのせてみました。
ちょっと長いですけど(笑)
「年収って、どうやったら上がりますか?」
・英語がしゃべられるようになる。
・資格を取る
・管理職になる
・ファンをたくさん増やす
などなど、みなさん、いろいろなことが頭に浮かんだと思います。
年収を上げる方法はたくさんあると思うのですが、それをシンプルな一言で考えてみました。
それは、「人より問題を解決できるようになる」こと。
「大きな問題を解決するから、大きなお金が入ってくる」わけです。
これは、言われれば当たり前のことなのですが、実に本質、中核に近いものだと思います。
私は今まで、何で人は年収が違うのか? 年収の多い少ないは、何で決まるのか?
ということを、ずっと考えてきました。
人の命にかかわる仕事をしているお医者さんや看護婦さんの年収が意外に低くて、興味がない人にはまったく必要がないアイドルの年収が、1億円を超えたりする。
「こんなことが許されていいのか?」と、ずっと考えていました。
では、何が年収の多い、低いを決めているのか?
昔は、「ファンの多さが、年収の多さに比例する」という方程式を、私は有力視していました。
例えば、木村拓哉さんと速水もこみちさんって、木村さんのほうが年収が高いと思うんですよね。それって、木村さんのほうがファンの数が多いから。
メジャーリーガーのイチロー選手と松坂大輔選手は、イチロー選手のほうが年収が高い。それは、イチロー選手のほうがファンが多いから。
しかし、この方程式が当てはまらない場合が出てしまったのです。
フジテレビのアナウンサー加藤綾子(カトパン)さんと、フジテレビの亀山千広社長は、ファンの数では、加藤アナのほうが明らかに多いと思うんですよね。でも、年収は亀山社長のほうが多いです。
じゃー、年収の多さを決めるのは、いったいなんなんだ!? と悩んでいたところ、ある人が教えてくれました。大きな問題を解決するから、大きなお金が入ってくる。
これを聞いて「ほー」と思ったのです。
つまり、加藤アナより亀山社長のほうが、問題解決能力が高い。つまり、亀山社長のほうが大きな問題を解決できるんです。
「フジテレビの番組制作予算を、年間100億円削減しなければいけない」という問題があったとします。これを亀山社長は解決できますが、加藤アナは解決することが難しいと思います。
大きな問題を解決できる人は、社会から必要とされます。だって、大きな問題を解決できる人は、数少ないですから。なので、社会から大きな報酬を与えられるんですね。
大きな問題とは、「量」の大きさです。「多くの人」が抱えている問題で、まだ解決していない問題。
製作費20億円の映画を作るとします。となると、興行収入で60億円ぐらいいかないと黒字になりません。「興行収入60億円を狙える主人公は誰か?」という問題に対処できるのが、木村拓哉さんではないでしょうか?
つまり、大きな収入を得たいなら、大きな問題を解決できればいいということなります。
平社員より課長のほうが、課長より部長のほうが、部長より社長のほうが大きな問題を解決できるので、年収も高くなっていくのです。
CDを100万枚売らなければいけないという問題は、AKB48にしか解決できません。
Aというお医者さん以外にも、その病気を治せるお医者さんがいたら、Aというお医者さんはもっと大きな問題に取り組めばいいのです。
でも、この方程式を見ていて、すごいパラドックスだな~と感じました。
私たちは、「年収が上がればあがるほど、楽な人生になる」と思っています。つまり、年収が増えれば、好きなものが買える。年収が増えれば、誰からも文句が言われず、いつでも自由にいられると。
しかし、逆なんですね。年収が増えれば増えるほど、解決しなきゃいけない問題が大きくなる。つまり、あり得ないような問題が、どんどん降ってくるわけです。だって、大きな問題を解決できるから、年収が高いわけで。
さらには、同じような大きさの問題を解決できる人が増えれば、年収は下がっていきます。なので、さらに大きな問題を解決できるようにならないといけない。
そうなると、私たちの目標は、「楽な人生になりますように」ではなく、「自分では解決できないような大きな問題が、ドンドン起こりますように」ということになるわけです(笑)
う~ん、これは大きなパラダイムシフト(発想の転換)ですね。
解決できないような大きな問題を解決できるような自分になったとき、年収が上がるんですね。つまり、人間としての器が大きくなるにつれて、年収も上がる。
しかし、人間は自分で意識しない限り、楽(らく)なほうに行く習性があります。つまり、レストランで、テキトーにサービスしても時給900円、心を込めて感動的なサービスをしても時給900円なら、普通の人はテキトーにサービスします。
テキトーにサービスしている限り、大きな問題はやってきません。なぜなら、大きな問題に対応できる人間に成長していないからです。問題を認識しない限り、問題にならない(問題は起きない)のです。
少子化問題は、通常の人には大きな問題ではないですが、少子化対策担当大臣には、すごく大きな問題です。
つまり、問題があったとしても、それを問題と認識しなければ、問題が起こらないということです。
「問題は、それを乗り越えられる人にしか起きない」とよく言われるのは、そういう意味です。
例えば、レストランでテキトーにサービスいるAくんには、テキトーな問題しか起こりません。まぁ、テキトーに乗り越えられるので、テキトーに乗り越えます。なので、時給は900円のままです。
心を込めて感動的なサービスをしているBくんには、大きな問題がやってきます。
あるお客さまが「一週間後、妻の誕生日なんです。サプライズで妻を喜ばせたい。協力してくれませんか?」と言ったとします。
テキトーにサービスしているAくんは、「いや、そんなことを僕に言われても(苦笑) 僕はアルバイトなんで何にもできません」と答えるでしょう。そして、これはAくんにとって問題ではなくなります。
心を込めて感動的なサービスをしているBくんは、「はい、かしこまりました。どうにかして、奥さまを喜ばせたい思います」と答えます。そして一週間、寝る間も惜しんで必死に悩みます。
そして当日、Bくんは必死に考えたサービスで、奥さまを喜ばし、感動させることに成功しました。Bくんは、このお客さまから泣いて喜んでもらいます。お客さまを感動させようと思ったのに、そのお客さまを見て、自分が感動していることに気づきます。
「私は、なんて素晴らしい仕事をしているんだ・・・」と。
そして、「奥さまを喜ばせる」という問題は、ここで乗り越えてしまったので、違うお客さまから同じような要望があったとしても、またこの問題を乗り越えることができるでしょう。Bくんにとって、この問題が、問題ではなくなるのです。
このBくんは、このままこの店にいても、間違いなく時給は上がります。なぜなら、こんなサービスをしていたら、この店のお客さまは増えるからです。
そりゃ、こんな感動的なサービスをしてくれたら、リピーターになりますよね。リピーターが増えると、利益も増えます。そうしたら、経営者は、まずはじめにBくんの時給を上げるはずです。
また、Bくん自身で「感動レストラン」なんてのをオープンしても、きっとうまくいくでしょう。
これは、テキトーにサービスしているAくんが悪いのではなく、人間は自分で意識しない限り、楽(らく)なほうに行く習性があるというだけです。つまり、Aくんが普通なのです。
ですから、楽な道と険しい道があったら、「あえて」険しい道を選ばない限り、楽な道に行ってしまいます。楽な道を行く限り、大きな問題がやって来ません。そして、大きな問題がやってこない限り、年収が上がらないんですね。
つまり、「ボロボロのボロ雑巾になってもいいから、オレは険しい道に行く!」と決意した人が、年収が増えるわけです。
これは映画の主人公=ヒーローと同じですよね。ヒーローは、リスクをとって、お姫さまを助けに行きます。そして、傷だらけになってお姫さまを助けたご褒美として、「お姫さま」と「大きな宝」を得ます。そして、多くの人に感動を与えるわけです。
なので、私たちの人生においても、常に「あえて険しい道」を進んでいけば、収入は増え、お姫さまと結婚でき、多くの人に感動を与えることができるんです。
「な~んだ、人生って簡単じゃん!」と思いますが、これを実行するのが難しいわけで。。。
だから、ほとんどの人は、楽な道を選び続け、「年収が上がらない」、「彼女ができない」、「仕事がない」、「不況のせいだ」、「政治が悪い」、「なんで”まゆゆ”がAKB総選挙で1位じゃないの!?」と不満を言い続けます。
私が尊敬している人たちは、そういう不満を言いません。そして、「どうして、そんなに険しい道をあえて行くんですか?」というぐらい、険しい道を行っています。
どんな分野の成功者も、常に険しい道を探して、それを乗り越えようとしています。だから人間として、より成長し、さらに魅力的になっていくんでしょうね。
(ただし、これは、「公務員を辞めて、起業しろ」という話ではありません。どちらかというと、「当たり前のことを、誰もできないぐらい極める」とか、「一度決めたことを、継続する」といった話しです。
とまあこんな話ですが
凄いわかる気がします
今起きている問題は自分が解決出来ていないから問題なだけで
解決出来る人からしたら問題ではないんですよね!
もっと頑張らなきゃな~(^^;;