クラシックオタクFさんと、コンサートデート。
久しぶりのホテルデートしたあとは。
極上のフランス音楽
あー、極上極上。うっとりとろけたあとは。
なんか食べて
また同じホールに戻る。
後半は、これ。
彼自身は、月、10本のコンサートをこなす人だけど、その中で、彼の中で本当に極上と思われるものは、すごい勢いで推してくる。
年休とってでも聴いておいた方がいいと。
京都で聴いた、女性指揮者 のどかちゃん然り。
前回の、ベテランピアニストの弾き振り然り。
そして、それは、ハズレなし。
前半は、4手連弾 一台のピアノを2人で並んで弾くやつね。
よく、街中のピアノ教室の発表会なんかで見かけるやつ。でも彼女のような世界的なプロの連弾は、かなり違う。
彼は、最前列の最高の席を取ってくれていたので、その魅力を存分に受け取ることができた。
4本の腕が絡み合う。
お互いの身体も絡み合って。くっつき合う。
これは同性よりも、異性の演奏がいいよなあ
ドビュッシーの海など、4本の腕が波頭のようにも見えてくる
波間のうねりのよう。
もちろん、日頃は管弦楽で聴いている曲、葛飾北斎の冨嶽三十六景神奈川沖浪裏 にインスピレーションを得て作曲されたと言われている。
ドビュッシー自身による連弾版
そのうち、どの手が誰のもの?もしかしたら、波がうねってる?
なほど。絵画のような、実物の海のような、腕のような。不思議な感覚が襲ってくる。
これは、エロさも感じる。艶やかな世界。
まいったまいった。
そして、後半プログラム。
2台のピアノで、ラフマニノフ 交響的舞曲
わたしの大好きなやつ。特に出だしの、あの突き進む感じ。ラフマニノフにしては、甘さの抑えた。渋いやつ
ラフマニノフ最晩年の曲を、あの出だしを管楽器無しの、2台のピアノで演奏かあ。
今日イチ、楽しみにしてたやつ。
休憩後の小さなステージは、ピアノの側面2台分で塞がれ、黒の世界へと様変わり。
これだけで、なぜか高まるわたし。
エネルギッシュな冒頭から民族調な曲調。
2台のピアノから繰り出される音色に、メロメロになる
このおふたり、共演は初めてといことで、またびっくりしてしまう。
プロのなせる技に、圧倒されたまま、会場を後にした。
彼とのデートは、純粋に楽しい。
知的好奇心が満たされるというやつか。
そこに、セックスを絡めることがどうなのか。ということだよね。
彼に対しては、以前持っていたような気持ちは全くない。彼とそういうことをしたい気持ちも全くない。
じゃ、そんなとこ行かなきゃいい。
それを知ったら、悲しむ人がいる。
そんなことは、わかってるんだけどね。
仕事で、あの彼とのことで溜まっていくストレスは、どこかで解消していかないと。
満たされないものを満たすには、誰かにとって理不尽なことをすることもあるわけで、それはもちろん、もしかしたら、わたしにとって理不尽なことを、他の誰かにされているのかもしれない。
男女の仲なんて、昔から、そんな理不尽が渦巻いて、結局収まってる
これはやっぱりクサレエンというやつか。
だからね。
くさっていても、縁は縁。
あんまりしたくない彼とのセックスだけど、滑らかに進めるために、適当に織り交ぜて。
この日いちにちは、あのゆったりと過ごしたベッドでの時間を含めて、極上だった。
普通に、公の場では過ごしていては、得られない時間。
観たいものを見ながら、だらだらと過ごす時間。
そして、あの彼と過ごしていても、得られない時間。
これからも邁進していく所存です