仕事が忙しくてなかなかレポをアップできなかった。執事も全く同様らしく、2ヵ月近く更新されていなかった。年度の変わり目はいろいろな変化があって、それについていくのが大変。しかし、飯は毎日食べているしその結果ネタのストックだけはいっぱい溜まってしまった。ここにきてようやく一段落したので、今まで溜まった分を少しずつでもアップしていこう。まずは、上板橋北口出てからすぐの商店街にできたとんかつチェーン「松のや」に行った時のレポ。

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松屋フーズグループの一店だが、よく見てみると従来の「松乃屋 」ではなく「松のや」になっている。メニューや価格の違いは特に見受けられないし、公式サイトにも詳しい説明は全く無いのでわからない。直営かフランチャイズかの違いではなかろうか。ま、俺にとってはどうでもいい。まだ新興のチェーンだし、違いなんか出てこないだろう。この日は夜10時過ぎになっていながら、ガッツリご飯が食べたくなった。それもスーパーの半額セールものとかではなく、きちんと温かくそれなりにボリュームがあるモノが食べたくなっていた。そんな時にはたと見つけたこの店。まだ新しく、開店を知らなかった。良く見りゃでかでかと「おろしロースかつ定食 500円セール中」と書かれている。これは、いかいでか。

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チェーン店なのでとんかつそのものはありきたりな物だろうし、過度の期待はできない。ただ、おろしを乗せるタイプってちょっと変化球だ。もし、絶品のとんかつだったらおろしは乗せたくないな。ありきたりなとんかつだからこそ、変化球を楽しむ。出てきたものは予想に違わぬありきたりなとんかつ。大根おろしは工場でおろして袋詰めして直送した辛くないタイプ。おろしたてだと炭水化物の消化促進や血液のアルカリ化も促す酵素が出て、辛くて体に良い。一時期ハマって食べまくっていたら、排泄物から切り干し大根みたいな臭いがしてきて驚いた。ただ、生のを店でいちいちおろしていたら、多分値段が跳ね上がってしまうだろう。大根は季節によって値段が変わるから。量はそれなりにあったから良しとしようか。あと、ネギもけっこう乗せてあるので、ネギ好きにはありがたい。そしてポン酢が別添え。確かにおろしにはポン酢は必須だろう。

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執事は「そんな奴とは友達になれない」と言っていた「付け合せの野菜を先に全部食べてしまう」という人物、実は俺にも該当するのだが…。やっぱ健康に良いと思うとやっちゃうよね? というわけで、生キャベツを卓上常備のドレッシングで先にガッツリいただく。松屋系独自の人参ドレッシングをまずかける。続いて青紫蘇ドレッシングで。どちらもそんなに個性は強くないが、十分いける。

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健康への意識ついでに、人参にはアスコルビナーゼが入っていてキャベツのビタミンCを破壊して…という情報を中学生の頃に知って以来、意識して分けて食べていた時代があった(嫌な中学生だ)。しかし、バイトを経て気付いた「トンカツ屋とかのキャベツは水にさらしてシャキッとさせているので、ビタミンCは元々ほとんど流れ落ちてしまう」という、別枠からの情報が加わって以来、その「分けて食べる意識」が全くのムダだと気づいた。だから今は平気で一緒に食べている。というか、野菜炒めとかでもキャベツと人参が一緒に入っていると妙に美味いので、むしろ一緒に使うようにしている。最近になって、アスコルビナーゼで酸化しても体内で還元されるという新情報も見つけてしまい、余計に気にしなくなったのだが。

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付け合せの漬物が「かつや 」にそっくりだったのはどういう意図か。挑戦状かな?

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揚げ立てサクサクのとんかつ。そこにあえて大根おろしポン酢という水っ気のあるものを乗せる。衣がしなしなとなりかけるところを食べる。美味い、きちんと美味いのだが…一片だけとって置いて、辛子ソースで食べた。原点回帰というか、この味付けは王道だな。

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先客は一人いたけど、俺の後に店内には二人入ってきた。さらに持ち帰り注文の客が二人。こんな時間にトンカツが食えるとあって人気かと思いきや、こんな時間にそんな重い物食わねえよってことだろうか、空席が目立つが、やっていけるのだろうか。

Text by 大王

松のや 上板橋店とんかつ / 上板橋駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.7