本当のことを言うと・・・
最近は、右を見ても左を見ても「熟成肉」「熟成肉」・・・。
私が2005年に熟成肉を自前の冷蔵庫で
作り始めた頃は全く売れませんでした。
でも、やり始めたことだから、
少しでも良くなれば・・・と、
試行錯誤。
でも、素人の私が出来ることならだれでも出来る。
私が又三郎の熟成肉を作るうえで
一番大切にしていることはめっちゃ単純!
材料をケチらないこと。
ポテンシャルの高い肉は
旨みの開花が大きい。
それにつきます。
良い肉を探しましょう。
良い肉屋さんとお付き合いしましょう。
今は連日、熟成肉を求めて同業の方々が視察にお越しになられます。
「熟成肉を始めようと思うんです・・・」
「是非、やってみて下さい」
「やりたいんだけど、田舎じゃむり・・・」
「長居も田舎です。世の中で「熟成肉」が話題になるまで、
地元のお客様には全く興味を持って頂けませんでした」
「熟成庫も買ったんだけど、始める勇気が無くて」
「私もビビりです」
「このぐらいなら俺でも出来るって、友達が言ってた」
「じゃ、やって下さい。お止めしませんので」
「うちのスーパーで、土佐あかうしを扱おうと思うんですけど、
荒井さんはどうして土佐あかうしを扱おうと思ったんですか?」
「ビジュアルの可愛さです」
「熟成庫の温度と湿度はどのくらい?」
「2℃と70%です」
「自社で熟成しているお肉に熟成香が無いんですがどうしてでしょう?」
「「いつから熟成されてるんでしょうか?」
「7月に熟成庫を購入して7月半ばからリブを熟成しています」
「・・・ということは、5週間程??
絶対に熟成香は出ません。2~3年続ければ、庫内環境が整って
熟成香がつきますのでやり続けて下さい」
「ん~っ、もう!どないやねん!?」
私が、大きな口を開けると、
この言葉が喉の奥に見えるかもしれません?!
「絶対!熟成が成功する虎の巻」が手に入ったら
熟成を始めるのでしょうか?
四の五の言わんと、
やりたきゃしなはれ!
他に何か?