母はママさんバレーをやっていた。
練習場所が近くだと留守番をしていた記憶があるが、練習試合や遠方の体育館になると、必ず連れて行かれた。
それが本当に苦痛だった。
何時間も何時間も待たされる。
連れて来ただけであとはほっっったらかし。
その頃私はもう小4くらいだったので留守番したいと懇願したが、ろくなことしないと思われたのか聞き入れてもらえなかった。
その癖、長丁場なのにお菓子とかジュースとか、何も持たせてくれなかった。
時々、同じように連れて来られた子の中に歳の近い女の子がいた時は遊べるのでいいが、大概は小さい子ばかりでちっとも楽しくない。
「まだ?」
「ねぇ、まだ?」
何度も聞きに行く。
待ちぼうけの私に見かねた他のチームの人がお菓子を渡してくれたことがあったが、知らない人から物を貰ってはいけないと言われていたので、断った。
(本当は差し出されたお菓子ガン見したし、めちゃくちゃ食べたかった 笑)
もっと苦痛なのは、その後の飲み会にも連れて行かれること。
ギャーギャー騒いで、酒を飲む母親たち。
子供心に、大人のこういう姿は見たくないと思っていた。
ていうか、何なら下ネタも言ってたし。
こうやって書いていると、色々思い出す。
辛いことが多かったなぁ。
誰かに電話したかと思えば何時間も喋っているし、道端で知り合いに会えば、ずーっと話し込む。
エホバの証人のくせに世の人たちと遊びまくって、勝手な時は「サタンだ!」
なんか、めちゃくちゃだったな。