実は、18歳の時自らエホバの証人になろうと、再度聖書研究を始めたことがある。
こちらの記事
に書いたことにも大いに関係するが、なぜ2度目があったのか。
なぜ自ら入ろうとしたのか。
高校を卒業し、短大に入学。
今でももうちょっと勉強しておけば良かったなとつくづく思う。
ろくに勉強しなかったため、第一志望の短大に落ち、(短大で落ちるとか、もう…)とりあえず希望の学科さえあればどこでもいい!と後先考えず、片道1時間半かかる短大に合格。
下調べも何もしなかったから、後にその短大が「どんなアホでも行ける短大」と言われていたことを知った…
こういった後先を考えない「とりあえず精神」は、この先も自分の首を絞めることになる。
友達もできて最初は遠いながらも楽しく通っていたが、固定メンバーでのグループができた頃、1人の子と些細なことで意見が合わない瞬間があった。
その日の帰りに謝罪のメールを送り、相手からの丁寧な返信もあり、メール上は解決したよう見えたが、翌日からグループの誰もが目を合わせてくれなくなり、孤立してしまった。
私ももちろん悪かったが、運が悪く相手の子が女王様気質の「怒らせたらヤバイ子」だった。
小学校の頃から、病的に他人と同じでないと気が済まなかった私。
何がそうさせたのかは分からないが、例えば持ち物で「袋を持ってきて下さい」と言われると、もうどうしていいか分からない。
袋なんて一体何種類あると思ってるんだ!
まず、何をもって袋と呼ぶのか。
私は小さい頃から自信を持って何かを選ぶ・決めることができなかった。
(多分、母が私が選んだ物より妹が選んだものを褒める傾向が多かったのも理由の一つかもしれない)
大きさ、色、形、素材など、どれをとっても1人だけ浮くのは絶対嫌だから、友達何人かに電話をして何を持って行くか聞いた。
今思うと異常だったと思う。きっと、電話に出てくれた友達もそう思っていたと思う。(むちゃくちゃ細かく聞いたから…)
10代の終わりくらいまで、決断力が異常に欠けていた。
でも、優柔不断というわけででもなく、後先考えず思いつきでパッと決める。
そして決めたあと「やっぱりあれにすれば良かった…」とずーっといつまでも後悔するのだからタチが悪い。
自分の決断の結果に後悔するのではなく、当時は「こうすれば(こっちを選べば)周りに良いって思われたかもしれない」という他者からの目線を異様に気にしていた。
そんな自分がグループで孤立。
何日か様子を見ても、やっぱりグループにはいられそうにない雰囲気…
話しかけたら答えてはくれるが、相変わらず目は合わせてもらえない。
毎日家に帰ったら泣いていた。
どこのグループにも所属しないタイプのMちゃんに、明日から一緒に行動してほしいと頼んだ。
優しい彼女は快くokしてくれた。
(私もその子みたいに1人で行動する勇気があれば…)
でもMちゃんと一緒にいても、悩みが解決したわけではない。
やはり狭いクラスの中では目立つようで『最近あの子たちと一緒にいないけど、何かあったの?』と聞かれることもあり、「ううん。何もないよ」と平然を装うのも辛かった。
それに、元のグループの子たちはジロジロ見てくる。(目も合わせてくれなかったくせに 笑)
「最近Mちゃんと一緒にいるなぁ」なんて、白々しいことも言われ…
その後本当に仲の良い子もできたが、彼女とはクラスが違うので悩みは一向になくならず、弱い私は父親に泣きついて短大を辞めさせてもらった。
高い入学金を払ってもらったのに、たった3ヶ月で退学した。
(翌年、家から近い別の短大に入学)
この時ばかりは親に悪いことをした。
退学したはいいが、勉強もロクにせず、たまに家事を手伝いながら夕方バイトをするだけの日々。
同じ高校の友達も、バイト先の友達も、みんな大学に行っているのに、自分はただのプー太郎。
虚しさが募り、夜になると涙が出た。
ふと「神様を信じたら救われるのかなぁ。悩みもなくなるかのかな。エホバの証人になろうかなぁ…そうすれば、昼間は聖書研究で勉強できるし。」と愚かで安直な考えが過ぎる。
来年の受験まで昼間何かしてたいという気持ちの現れだったのだが、当時の自分!
もうちょっと頭使え!!
若かったんだからWワークもできたのに、昼間働いてフリーターと思われるのが恥ずかしいという考えもあった。
相変わらず「とりあえず精神」で大バカ者の私…書いていて自分のこととは思えないほど情けなくなる。
母に相談し、聖書研究を再開するべく姉妹を紹介してもらうことになり、自ら宗教に足を踏み入れた。