何をもってあんなにも頭のてっぺんからつま先まで貶されまくったのかは、今でも分からない。
因みに現在は…
母は自分が年老いたせいなのか、私が30歳になったくらいからは幼少期とは反対に過剰に褒めてくるようになった。でも幼少期に言われたことが染み付いているので複雑な心境…
お母さん、私小さい時に褒めてほしかったよ。
顔のことじゃなくてもいいから、私が書いた絵、選んだ物、妹や周りの人と比べたりしないで、嘘でもいいから「すごいね!」と言ってほしかった。
どんな親でも子供はお母さんが一番…
その母親から貶され続けた子供の頃の私。
大人になってからニュースやYouTubeなどを通して、世の中にはもっともっと壮絶な母娘関係だった人もいることを知った。
小学生の娘に無理やり整形させる親もいて、言葉も出ない。
母はよく「お父さんに似てかわいそう。お母さんに似れば良かったのに」と言っていた。
色が黒いから始まり(校区の中で遠かったから、日焼けして真っ黒だった)
目の形や鼻の形のどこが変か細かく解説され、当時は視力も悪くメガネになり、結膜炎や鼻炎もあった為、そういう意味でも目も鼻も悪い。口も悪い。(母の言葉遣いが悪いと知らずお手本にしていたのだが…)
胴長短足でスタイル悪い…など。
思い出す度にこういうこと言ってたんよ、本当に嫌だった。と母に伝えるのだが、「言ってない」「あなたの作り話」と返されるので、余計に虚しい。
しかし、そうは言ってもさすがに娘の話が嘘ではないと思うようで、「そんなひどいこと言ったの…?」と落ち込むことも少なくはない。
大人になった私が代わりに言ってあげないと、幼少期の私があまりに不憫だ。
一度でもいいから「ひどいこと言ってごめんね」という言葉が聞きたい。
因みに、今の私と母の関係性は大人の付き合いという感じ。
会いたくない時は無理して会わないし、基本は孫とおばあちゃんの時間がメイン。
会えば普通に色んな話をするが、エホバの証人の話をされることもあるので、その時はスルー。
孫のためには翻弄してくれるので、もちろん感謝すべきこともたくさんあるのだが…。
小3くらいの時のこと。
遠足か何かで海に行き、その時の写真を持ち帰った時のこと。
当時仲の良かったゆかりちゃんという子と撮った写真。
写真の中の2人は、水着を着て笑顔でピース。
私は単純にゆかりちゃんと映った写真が嬉しくて母に見せると
「もうゆかりちゃんと写真撮ったらだめ(笑)」
『何で?』
「ほら見て。ゆかりちゃん、足長い!背変わらないのに、あんたの方が足短い。あのさ、引き立て役って言葉、知ってる?」
『ひきたてやく?なにそれ?』
「可愛い子の隣にブサイクな子が並ぶと、可愛い子がより可愛く見えるってこと。」
『・・・。』
写真を近づけて、足の長さを指で測って娘に見せる母。
その瞬間から、その写真を見るのも嫌になった。
そりゃそうだよね。
普通、我が子にそんなこと言う?
というか、そもそもうちの父と母から、可愛い子が産まれる訳ないのだが。
(でも皮肉にも父方の方がみんな目がくりっとしている…)
元JWと関係のない話のようだが、JWの「親の言葉は神の言葉」という教えにより、自分なら何を言ってもいいと解釈していたのか、このようなこと出来事がどんどん増えていった。