私はこのアメブロ界隈で随一の緩々系のワーママだと思います。
会社の構造上、社歴が延びればそこそこのキャリアが付いてくるという緩めの環境ですし、仕事への熱意は薄い方です。
そもそも働くことがそこまで好きではないというニート気質のせいもあるかと思います。
そんな私が専業主婦ではなくワーママになった分岐点があります。
それは長女の育休取得時です。
8年ほど前のことです。
長女は3月生まれの早生まれ、第一子の1歳児クラス入園です。
当時の東京都23区の待機児童問題は今よりもだいぶ厳しく、保活について勉強した私は
第一子さえ保育園に入れることに成功すれば
第二子第三子を出産したとしても兄弟加点が付くということを学び、
とにかく保育園に!!と10か月に認可外保育所に預けて加点を付けて、4月に認可保育園の1歳児クラスに入園できました。
当時は育休加点がなかったのでこの方法しかなかったのです。
以前にもちょっと保活について書いたことがあります。
当時、復帰が近づくにつれ、頭では普通に復帰する気でしたが
「このまま休んでいたい・・・」とボヤいていたのを
義母が聞いて
嫁は無理して働きたくないのではないか・・・
という疑念を抱いたようで
お正月に義実家にお邪魔した際に旦那に、
「あなたのお給料だけじゃ生活できないの?」
「芋ちゃん、無理に復帰しないでも、お仕事辞めてもいいんじゃないの?」
「芋ちゃん、専業主婦になりたいんじゃないの?」
と怒涛の質問が飛んできたのです。
そこで旦那は義母に言いました。
「僕のお給料だけじゃ子供育てられないし、芋ちゃんは怠けたいだけで復帰したくないわけではないんだよ」
※当時の旦那は転職前で今より薄給でした。
「それに芋ちゃんは家事苦手なんだから専業主婦になれるわけないじゃん。料理以外はほぼ僕がやってるんだよ?」
と言い放ったのです。
もちろん長女に構いつつ傍にいた私は
内心、穏やかじゃありません。
旦那が言っているのは間違いのない真実ですが
あなたは薬剤師のくせに
オブラートの存在を知らないのか?
少しはオブラートに
包めよぉぉおお
そしてそれを聞いた義母は
「ねぇ、芋ちゃん、そうなの?復帰したいの?お仕事辞めたいならそう言ってもいいのよ?」
と、気を遣ってくれました。
ここで旦那に薬剤師としてはお給料が高めな職種に転職してもらい、
仕事を辞めて私が専業主婦になるという選択肢の存在自体は確かにありました。
この時、義母への答えに
「はい。仕事を辞めて子育てに専念したいです。」
と答えていたら、今とは違った未来になっていたと思います。
でも私はこの義母の気遣いがあるまで、
仕事に復帰しないという選択肢自体が頭に全くなかったのです。
それは私の実母がワーママだったから働きながら子育てすることが私にとって自然だったからかもしれませんし、
そもそも薬剤師としては薄給の私たち夫婦に共働き以外の選択肢があるなんて考えもしなかったのです。
当時の私は義母に
「今の職場は復帰しても休みがとりやすいですし、私、家事が苦手なので主婦はむきませんし、復帰はしたいと思ってるんです。心配させてしまってすみません。」
と答えました。
「そうなの?」とまだ心配そうな義母に
わざとなのか素なのか、
旦那が絶妙なフォローを入れたのです。
「今は共働きだから家事負担は二人でしてるけど、実際僕が働いて、芋ちゃんが専業主婦になったら、“芋ちゃんは専業主婦なんだから!”って今よりもっとちゃんと家のことをやってもらわないと・・・ってなると思うんだよね」
「僕は母さんに育てられたから、掃除も洗濯も母さんのレベルが基準になると思うんだよね。
それは芋ちゃんには無理だよ。キャパ越えで逆に芋ちゃんがパンクするよ?」
わかりますでしょうか。
旦那はものすごくナチュラルに
義母の専業主婦としての今までの月日を称賛したのです。
妻を前にして母を立てたのです。
もちろん義母は
「わ、私の家事だってそんなに完璧なものじゃないわよ?」とまんざらでもない表情に。
私は自分の親の壮絶な嫁姑戦争を幼少期から見ていたので、自分がディスられようがとにかく義母が納得できる方向が一番の着地点でした。
そのため、
よし!よく言った!!とばかりに
「そうですよ!お義母さんみたいにちゃんとできる自信が全くないです!働きながらできる範囲で頑張って行きたいです!」
と丸く収まり、ワーママへの道へと突き進んでいくのです。
思い返せば、これがワーママと専業主婦の私の確かな分岐点でした。
ちなみにこの後も都度都度の旦那による
「芋ちゃんはズボラで家事が苦手」
という刷り込みが功を奏して
その後も度々、義母は私を助けてくれるようになりました。
無頓着に子供に服を着せ続けていたら
「芋ちゃん、この前着せてたあれ、毛玉がたくさんついてきたからそろそろ捨てた方が良いかもしれないね」
と服を買ってきてくれたり、
「芋ちゃん、このワンピース(子供服)はアイロンをかけてから着せてあげた方がいいね。今度からアイロンかけてあげるから持ってきていいよ」
と言ってくれたり。。。
子供が熱を出したり、休まなきゃいけない時も、義母が見てくれたりとサポートしてくれたので
仕事を休む頻度もきっと世のワーママでは少ない方だと思います。
でもそんな義母もナチュラルに時々私をビビらせてきます。
例えば昨日のこちらのLINE。
昨日は春休み中の長女を連れて義母はデパートにお買い物に行っておりました。
私はこの返事を送るまでの数分に
「え?春物のアウター??」
「まるちゃんの今日着てた服そんなにしわあった?!」
「え、どの服のこと?!!」
「むしろアウターって下だっけ上だっけ?どっちだっけ?!」ファッションのゲシュタルト崩壊
と大パニックになりつつも、
当たり障りのない返事をして
帰宅し夕ご飯を作りつつ、ソワソワして義母と長女の帰りを待ちました。
そして帰ってきた長女が
「今日ね、ばーばにお洋服買ってもらったの!乾燥しちゃダメな服なんだってラインしたって言ってたよ!!」と。
結果、購入した服のお手入れについてのLINEだったんだとホッとしました。
このように、時々送られてくる義母のLINE、
困ったことに、
ちょっと説明が足りない!!笑