ご褒美ですか・・・動物編 | 北の烏帽子(えぼし)の風景写真「ときめきの写真を」    

北の烏帽子(えぼし)の風景写真「ときめきの写真を」    

カメラマン・北の烏帽子が、本に載ってない情報を提供して、皆様と、互いに知恵を出し合い、それは、宝の山です。

長年、写真を撮りつづけていると、自分で写真を撮っているのに、何か、撮らされているような事があります。普通、特別な場面に出逢うと、「ラッキー」で納得するのですが、稀にありえないような気がする時、どうも何か特別な事のような、気のする時があります。
それを、私は「ご褒美」かなと、思っています。すなわち、撮っているのでは無く、撮らされているようなのです。これは、「ラッキー」とは別物です。
まずは、「ラッキー」版から!
この沼に馬達が、水を飲みに来るので、初雪の降った午後に撮影に入りました。


最後の1枚に、ラッキーな飛び入りが、北キツネでした。





真冬の早朝、原生林で五十雀を見つけ、カメラを向け撮り始めると、なんとそこに、アカゲラ君が登場、ラッキーと思いきや最後には!
  

カケスとの一騎打ち・・・小さなアカゲラ君の、迫力勝ちでエンド!森はサプライズの連続でした。







ラッキーの最後は、プロに弟子入りして間もない頃の写真です。ラッキーもご褒美も解らない頃、この洞窟に太陽をいれれば、絵になると思って、撮りまくっていた時、このラッキーがうれしくて、しかし!


朝は日の出前、夕陽は日没後が、個性的な作品になると、気がつきました。そして、この洞窟を撮って、私の北の烏帽子のロゴである、作品のヒントになりました。

それから5年かけて、この烏帽子が、完成しました。

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ここからは、「ご褒美」のありえない1枚。
1生に1度きりだね!
このロケーションに、朝日を撮りに3年程通った時です。


いつもの場所で、スタンバイ OK ・・・!
すると目の前に、朝ご飯をかくしていたらしく、北キツネが登場、穴を掘りだした。

どうにかして、こちらを向かせようと考えた私は、静寂な日の出前の雪景で、平手でパチンと手を叩きました。すると音が響き、びっくりした彼は、こちらを一視・・ハイポーズ・パチリ!

          お疲れさんでした  !!

          「 なんか、納得いかないな」 
 とでも言いたそうでした。 ・・・ごめんね!
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毎年正月に、裏洞爺に岸辺の風景を撮ってました。この年はとくに温かくて春のようです。
いつものロケーションで、セッティングでスタンバイ OK  です。その時、なにかフアインダーの中に、動物が・・・・・!

それも、構図上の最高の位置です。まるで、モデルに出演お願いしたかのような、ポーズも!信じられません。カメラ位置・アングルなにも変える必要なし、ただ先ほどまでは風景を撮っていたので、全体ピンでしたが、今度は主役が変わったので、彼らにしっかりと、ピンを合わすだけです。


はい、仲よしさん・・・パチリ!

その後、なにもなかったかのようにスウーと、去って行きました。

私は、あぜんとした後、師匠にTELを入れました。師匠一言 ・・何年も通った「ご褒美だね」。

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最後は、絶句の一枚!です。
真夏の石狩川河口、青サギを追って通いつめた、ある日の午後。いつもは、岸辺の緑のあるロケーションで、撮る事が多いのですが、この時は河口の中ほどに、いたサギ、次に場所を横の大木に移った後です。

静かな河口に何か、チャピ・チャピと水の音・・・
何かの生き物の動く音だなと、フアインダーを見つめていると、主役の目の前に突然の訪問者で、ビックリのサギ君。

いつもは、小魚を食べている、サギですが。あまりの大きさで、口を開いて絶句してます。
私も鯉を見た瞬間、おどろいて、反射的にレり-ズを押したので、会心の一枚を撮る事ができました。まるで鯉も、「私も写真に撮ってよ」とアピールしているようです。偶然とはいえこれもまた「ご褒美」のように、思えます。ありえないですね。すなわち、撮っているのではなくて、何か、「撮らされているような」気がします。

最近は原生林で、梟や蝦夷リスや野鳥を撮る為、雪の中をソリを引いて、コツコツと撮り歩いています。今年はどんな「ご褒美」を、いただけるのかとても楽しみで、森の中を黙々と歩いていても、頭の中が真っ白になり、疲れません。
スポーツと同じです、又、ガンバレます。「ご褒美は」 みんな平等にもらえますからね!

                    北の烏帽子

*写真撮影に関しての、プロ仕込みの上達法を、ホームページで紹介しております。

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