9月30日から新しいNHK朝ドラ「おむすび」がスタートします。主演は橋本環奈さんで、場面写真などが公開され、視聴者の期待が高まっています。しかし、ドラマの内容についてはまだ不明な点が多く、放送記者の間でも理解が進んでいないようです。公式発表によると、「平成元年生まれのヒロインが栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”」とのことですが、具体的なストーリーは明らかにされていません。

前作「虎に翼」は、日本で初めて女性弁護士・裁判所長を務めた三淵嘉子さんがモデルでした。来年放送予定の「アンパン」は、漫画家やなせたかしさんとその妻の物語です。一方、「おむすび」の主人公・米田結は農家育ちで栄養士として活躍する女性ですが、その魅力が伝わりにくいとの声もあります。

「おむすび」を取り上げた記事を読んでも、ヒロインが何を成し遂げ、どう視聴者に感動を与えるのかは不明です。特に「ギャル」という設定が物語をわかりづらくしているとの指摘もあります。NHKが冒険した設定は失敗する可能性が高いのではないかと懸念する声もあります。

高齢の視聴者が多い朝ドラは「わかりやすさ」が重要です。モデルとなる著名人がいなくても、視聴者が一言で説明できる作品でないと人気は出ません。「おむすび」は阪神・淡路大震災を取り上げるようですが、トピックが多すぎる印象です。また、橋本さんの海外公演の影響で撮影が遅れているため、内容が不安定になる可能性もあります。

見どころとしては橋本さんの「コスプレ」が挙げられます。ギャル姿や栄養士の白衣姿が話題ですが、内容が薄いとの声もあります