昨年の『NHK紅白歌合戦』では、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、44年ぶりに旧ジャニーズ事務所の所属タレントが出場しませんでした。今年もその流れが続く可能性があります。NHKは、旧ジャニーズタレントを出場させない方向で準備を進めているようです。STARTO ENTERTAINMENTにマネージメント業務が移行したものの、依然として厳しい状況が続いています。民放では旧ジャニーズタレント主演のドラマが放送されていますが、NHKからの許可はまだ遠いようです。

NHKの決断には、8月31日から9月1日にかけて放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)が影響しています。今年の『24時間テレビ』で多くの出番があった旧ジャニーズタレントは嵐の相葉雅紀のみで、King&Princeの高橋海人やNEWSの増田貴久も出演しましたが、出演時間は短かったです。これまで旧ジャニーズタレントがメインパーソナリティーを務めてきたことを考えると、出演が激減したと言えますが、番組全体の平均視聴率は昨年の11.3%から12.5%に上昇しました。

この結果、NHKでは旧ジャニーズタレントを出場させなくても視聴率に影響がないという声が出ています。昨年の紅白では旧ジャニーズタレントが出場しなかったため視聴率が悪かったとされましたが、『24時間テレビ』の結果から、旧ジャニーズタレントが視聴率を左右するわけではないことが分かりました。逆に、出場させることでクレームがつく可能性があるため、NHKでは今年も旧ジャニーズタレントを排除する方針のようです