日本テレビ系列で放送される夏の風物詩「24時間テレビ」が、今年も8月31日から9月1日にかけて放送されます。しかし、今年は番組内容に大きな変更が予定されています。

1978年の第1回放送から47年間使用されてきた番組テーマ「愛は地球を救う」が、「愛は地球を救うのか?」に変更されます。この変更の意図は明らかされていませんが、近年高まる社会問題や番組を取り巻く様々な議論を反映したものと推測されます。

一部報道によると、これまで毎年メインパーソナリティを輩出してきたジャニーズ事務所タレントの起用が見送られる可能性が高いとのことです。King & Prince、嵐、KAT-TUN、TOKIO、Sexy Zone、V6、Hey!Say!JUMP、関ジャニ∞、NEWSなど、20年以上にわたって続いてきた「ジャニーズ枠」が消滅することになります。

ジャニーズ枠廃止の理由は、旧ジャニーズ事務所における性加害問題が完全に解決していないことが影響していると考えられています。スポンサーへの配慮も理由の一つでしょう。

近年、番組をめぐっては日本海テレビの寄付金着服問題や視聴率低迷など、様々な問題が発覚しています。しかし、日本テレビ関係者によると、番組は同局にとって重要なイベントであり、打ち切りは考えられないとのことです。

24時間テレビは、難病や補助犬、障害者、福祉車両などへの支援活動で知られています。毎年10億円近い寄付を集めるイベントは世界的にも稀であり、番組を通して助けられている弱者は非常に多いと言われています。

毎年放送のたびに賛否両論が巻き起こる24時間テレビ。今年も多くの議論を呼ぶことが予想されます。番組が今後どのような方向性に向かうのか、注目です。