6月23日に20歳の誕生日を迎えた女優・芦田愛菜さん。 前日の22日には、テレビ朝日系「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に出演し、今後の抱負を語りました。番組内でサンドウィッチマンさんから花束を贈られた芦田さんは、

「今までたくさんの方に支えてもらって、家族だったり友達だったり周りの方に支えていただいて20歳を迎えることができたので、感謝の気持ちを忘れずに、次は私も誰かの支えになるような存在になれるよう、20代を頑張れたらいいなと思います。ありがとうございます。」

と、感謝の気持ちと今後の決意を述べました。

絵に描いたような優等生として育った芦田さんは、兵庫県西宮市出身。一人っ子で、父親は都市銀行のエリートサラリーマン、母親は元同僚という。

2009年、関西ローカルの番組「ABC家族レッスン ショートムービー2“だいぼーけんまま”」で子役デビューを果たしました。当時はまだ知名度は限定的でしたが、その演技力と可愛らしさで評判を呼んでいました。

翌年放送されたドラマ『Mother』では、母親からネグレクトを受ける少女を好演し、各新人賞を総なめ。その実力は広く知られるようになりました。

実はこのドラマ、当初は7歳の年齢制限がありましたが、芦田さんの圧倒的な演技力に、局側が規定を変更して出演が決まったというエピソードも。

その後、NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で豊臣秀吉の側室・淀殿の幼少期を演じ、フジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』で大ブレイク。共演の鈴木福くんとのデュエット曲「マル・マル・モリ・モリ!」も大ヒットし、その年の紅白歌合戦にも出場しました。

安達祐実さんのように、ここから女優業に邁進することもできたはずですが、芦田さんは学業を優先することを選びました。

「芸能界は『誰もが皆、成功するわけではない』との両親のアドバイスに従ったようです。」

子役時代から「天才」の名をほしいままにした芦田さんは、学校でも常に優秀な成績を収め、慶応中等部から慶応女子高に進学。現在は慶應義塾大学法学部に在学中です。

進学のアドバイスを素直に聞き入れ、20歳の抱負でも家族への感謝を示していたように、芦田さんにとって両親はかけがえのない存在であることが伺えます。

将来的には、政治家二世や高級官僚との結婚も取り沙汰されている芦田さん。今後の活躍からも目が離せません。