7月2日放送の『報道1930』(BS-TBS)で、ジャニーズ事務所の元タレントへの性被害を訴えるA氏への誹謗中傷問題が取り上げられた。しかし、番組内で紹介された「ジャニーズファン」の投稿者は、実はファンではなかったことが判明し、大きな反響を呼んでいる。

番組では、A氏への誹謗中傷で略式起訴された50代男性について「ジャニーズファン」と紹介。しかし、A氏はその後、写真週刊誌『FLASH』で「その人物はジャニーズファンではない」と明言し、謝罪している。

この誤報により、SNS上では「ジャニーズファン=誹謗中傷者」というイメージが拡散し、旧ジャニーズファンへのバッシングが再燃。被害者A氏と旧ジャニーズファンの溝が深まる事態となっている。

ネット上では、「事実に基づいて報道すべき」「被害者を貶めるような放送は許されない」といった批判の声が続出している。

旧ジャニーズファンからも、「一部の心無いファンによる誹謗中傷は許されないが、全てのファンを悪者扱いするのは違う」という反発が起きている。

今回の誤報は、報道機関の責任と、旧ジャニーズ問題における誹謗中傷の難しさを浮き彫りにした。今後、より正確な情報発信と、被害者と加害者双方の立場に配慮した議論が求められるだろう。