7月4日、ASKAさんは自身のSNSで、イベルメクチンを水に溶かして植物に与えたところ、成長が促進されたと報告しました。

「イベルメクチンは間違いなく植物の成長を助けてる」

7年間育ててきたという観葉植物パキラの根元に新芽が出ている写真を投稿し、現在6本ある観葉植物すべてにイベルメクチンを与えたことを明かしました。さらに、

「皆さんの家の植物に合わせた量で試してみてください」

と呼びかけています。

ASKAさんはコロナ禍の2022年にも、新型コロナウイルスの治療薬としてイベルメクチンの効能をたびたびアピールしていました。一時はツアーメンバーに服用を強要したのではないかとの疑惑も浮上しましたが、ワクチンから身を守るためにはイベルメクチンが必要というスタンスを崩していません。

イベルメクチンは、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授と米Merck社の共同研究で創製された抗寄生虫薬です。新型コロナウイルスに効く可能性が指摘されていたものの、現在までに有意差は認められていません。

ASKAさんの投稿のように、イベルメクチンが植物の成長を促進する効果があるという科学的な根拠は示されていません。

ASKAさんは、ワクチン問題や人工地震など、様々なトンデモ論を唱えることで知られています。

「ワクチンに異議を唱えた人々の動画が削除された」

という雑誌記事をリポストし、

「これから真実が堂々と踏み潰されていくのに」

と主張するなど、ワクチンに対する独自の考えを発信し続けています。

ASKAさんの今後の発信には、科学的な根拠に基づいたものというよりは、自身の信念に基づいた主張が続く可能性が高いでしょう。