「賞レースで結果を残していないにもかかわらず、この認知度で売れているのは吉村ぐらいじゃない?」

麒麟・川島明の言葉通り、ここ数年で独特な売れ方を続けているお笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇。自身も賞レースでの苦い経験を振り返り、「自分は『トップアマチュアだな』って。セミプロというか」と表現するなど、独自の立ち位置を確立しつつあります。

しかし、そんな吉村には、どこか“おごり”がチラつく瞬間も。

 

結成16年以上の漫才師がしのぎを削る「THE SECOND~漫才トーナメント~2024」で準優勝し、話題を集めているザ・パンチ。後輩芸人であるパンチ浜崎は、吉村からかけられた言葉に喜びを隠せません。

「『SECONDおめでとうございます』って言った後に、『あとは我々に任せてください』って。嬉しいですよね。」

ところが、相方のノーパンチ松尾が博多華丸大吉の華丸にこのエピソードを話すと、

「あいつは結構、ハシゴを外すばい」

と返答が。華丸は、これまで吉村が何人もの若手芸人を冷たくあしらってきた様子を目にしてきたといいます。

さらに麒麟・川島も、

「本当にそうです。吉村は破天荒じゃないです。アイツはいちばん不安定なんです。売れると思った人にスリ寄るんで。結構、ドライです」

と、吉村の“おごり”の側面を指摘します。

 

吉村の“おごり”は、芸風として捉えることもできます。しかし、その裏には、賞レースで結果を残せなかった悔しさや、後輩芸人への複雑な思いが潜んでいるのかもしれません。

いずれにしても、唯一無二の存在感を放つ吉村崇。今後もその言動や活躍から目が離せません。