人気芸人2組の冠番組「オドオド×ハラハラ」が、わずか1年で打ち切り。この話題が、今テレビ業界を賑わせています。

番組は、オードリーとハライチという人気お笑いコンビをメインMCに迎え、佐久間宣行氏が演出を手掛けたことでも注目を集めました。しかし、当初から視聴率は振るわず、企画も迷走。4月には放送枠を繰り下げる「延命措置」も講じられましたが、効果はなく、9月いっぱいで打ち切りが決定しました。

打ち切り責任はフジテレビにあるという声が多い一方で、プロデューサー・総合演出の佐久間宣行氏の手腕に疑問符を投げかける関係者も少なくありません。

佐久間氏は、「ゴッドタン」や「あちこちオードリー」など、深夜帯で数々のヒット番組を生み出してきた名プロデューサーとして知られています。しかし、ゴールデンタイムでの実績は乏しく、「深夜帯での成功体験が通用しないのではないか」という指摘も上がっています。

あるテレビ制作関係者はこう語ります。

佐久間さんは、オードリーとハライチという人気芸人を使って、ゴールデンタイムでバラエティ番組を作りたかったのでしょう。しかし、企画が弱かった。ブッキングしてから企画を考えるのでは、遅すぎます。

テレビ業界の生き残り競争が激化する中、佐久間氏にとっても大きな打撃となるでしょう。今後、どのように巻き返しを図っていくのか、注目されます。